求人数過去最高を更新、メディカル系「製品開発」、製造系「消費財/FMCGメーカー」において人材不足が顕著

お知らせ

2016年3月 グローバル転職求人倍率1.32倍

ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:篠原 裕二)は、2016年3月末時点のグローバル転職求人倍率※をまとめました。

※グローバル転職求人倍率:2ヵ国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需給バランスを算出したもの <転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>

 
◆職種別グローバル転職求人倍率
2016年3月度職種別グローバル転職求人倍率
 グローバル転職求人倍率を職種別に見ると、最も高かったのは「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」で、前月比0.90ポイント増の5.18倍となりました。次いで、「財務/会計」が前月比0.26ポイント減の4.92倍、「機械(自動車/プラント/精密機器)技術系」が前月比1.93ポイント増の4.05倍となりました。
「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」に関しては2015年10月以降6カ月連続でTOP3入り、4.00倍以上の高倍率を維持しております。原因としては求人数の増加に対して、該当する転職希望者が下減少していることが考えられます。2014年の同時期に比べ求人数は1.75倍に増加しているのに対し、転職希望者数は54%に減少していることが明らかになりました。特に「製品開発」関連の職種において求人数が増加しており、全体の高倍率に影響しているのではないかと考えられます。

 
◆業種別グローバル転職求人倍率
2016年3月度業種別グローバル転職求人倍率
 グローバル転職求人倍率を業種別に見ると、最も高かった「製造業」は、前月比0.19ポイント増の2.55倍。次いで「情報通信業」が前月比0.48ポイント増の2.14倍、「金融業,保険業」が前月比1.07ポイント増の2.07倍となりました。
 9カ月連続でTOP3入りとなった「製造業」では、「消費財/FMCGメーカー」において過去最高の求人数である一方、対象となる転職希望者不足が顕著に表れ、「自動車・輸送機メーカー」については前月比98%と若干減少は見られるものの、3月度における新規求人数を業種別に比較すると一番多い業種となりました。一方対象となる転職希望者数が前月から半減していることが、高倍率の原因となっていると考えられます。

○ 詳しいレポートはコチラ → 2016年3月度グローバル転職求人倍率