2014年4月グローバル転職求人倍率1.28倍

職種別、業種別共に「建設業」が高倍率

ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠原 裕二)は、2014年4月末時点でのグローバル転職求人倍率をまとめました。

ここでいうグローバル転職求人倍率とは2か国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人とそのスキルを持つ転職希望者の需要バランスを算出したものを指しています。<転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>

 

◆職種別グローバル転職求人倍率
2014年4月度職種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を職種別に見ると、「機械(自動車/プラント/精密機械)技術系(*)」が5.23倍と高倍率でトップ。次いで「建築/土木/設備/不動産技術系」が3.80倍、「流通・小売/消費財/ファッション」が2.80倍となりました。「機械(自動車/プラント/精密機械)技術系(*)」は2013年8月から平均3.22倍と高倍率を保っており、中でも設計・CAD設計等の求人数は毎月全体の20%以上と大きなウエイトを占めておりましたが、4月に入りセールスエンジニア等についても求人数が前月比2.5倍と増加した事が起因し、5.23倍と高倍率になったと考えられます。

◆業種別グローバル転職求人倍率
2014年4月度業種別グローバル転職求人倍率
業種別のグローバル転職求人倍率を見ると、「電気・ガス・熱供給・水道業」が3.33倍でトップ。次いで「建設業、不動産業、物品賃貸業」が2.69倍。「農林水産・鉱業」が2.33倍で3位となりました。

4月度のグローバル求人倍率では職種で「建設技術職」、業種では「建設業」が共に高倍率となりました。求人数は職種別で前月比1.9倍、業種別で前月比2.5倍となっており、4月上旬に建設業の人手不足対策として外国人の受け入れ措置が政府から発表されましたが、この人手不足は日本語、英語共にビジネスレベル以上の語学力を求められた場合、益々深刻化していくのではないかと考えられます。

(*):設計/CAD設計/CADオペレータ/プラント設計、生産技術、セールスエンジニア/サービスエンジニア、プロジェクト/プロダクトマネージャー、ソフトウェア設計(制御系)、プログラマー(制御系)、基礎研究開発、評価/テスト、生産管理、品質管理、工場管理、その他含む12職種により構成されております。

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