2023年1月、グローバル人材の求職者動向は全職種で活発化

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2022年を振り返ると、有効求人倍率は緩やかに上昇を続け、2023年は更に人材獲得の競争が激しくなることが予想されます。また、優秀な人材を獲得しても、いかに定着させるかが課題です。定着率を上げるために賃金引き上げや、リスキリングの推進が取り上げられています。
リスキリングの中でも注目されている「英語力」について、年収との関係を弊社が独自調査したところ、英語力の高さによる年収差は、特に50代において顕著にみられました。昇給の武器や、グローバルな情報収集などで、英語力の有用性は今後ますます高くなりそうです。それでは、今年最初の人材の動きはどうなったか、1月の“グローバル人材の動向(※1)”を見てみましょう。

※1 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・前月比は、動きが鈍かった12月から回復し、2023年1月は全職種で活発化
・前年同月比は、全体的に活発化傾向

前月比は、動きが鈍かった12月から回復し、2023年1月は全職種で活発化

12月は全体的に鈍化傾向でしたが、2023年1月は一転。全職種で活発化しました。特に、「営業」(+ 60.6%)、「金融/保険/不動産系」(+ 41.3%)、「教育/トレーニング/語学系」(+ 39.2%)、「IT関連」(+ 20.4%)と、はいずれも20%以上活発化しました。

前年同月比は、全体的に活発化傾向

前年同月比は、2022年12月同様、12職種中7職種がプラスの数値となり、全体的に活発化傾向が続いています。「企画/マーケティング/PR」(+ 22.2%)と大幅に活発化。「エグゼクティブ/経営」(+ 11.8%)、「サービス/リテール系」(+ 15.7%)においては、12月に引き続き、10%以上活発化となりました。

前月比も、前年同月比も全体的に活発化となりました。労働人口の減少や働き方の多様化により、採用の売り手市場は続く見込みです。2023年も「求職者数の動向」について、人材の流れを予測する参考にしてください。