2024年がスタートしました。先月1日に財務省が発表した「法人企業統計」では、全産業(金融業と保険業を除く)の経常利益は前年同期比20.1%増の23兆7975億円、増益は3四半期連続となり、景気は緩やかに回復傾向にあります。また、厚生労働省が11月28日に発表した2023年「賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果によると、賃上げ実施企業が9割近くにのぼり、改定額・改定率が99年以降で最高となりました。人材面では、コロナ禍で採用できなかった分を取り戻すべく、全体的に求人数も増加。2024年上半期も引き続き増加傾向が期待されます。一方で、グローバル人材の採用事例の取材を通し、エントリ―レベルの採用は充足したため、24年度からはスキル重視の採用へシフトするといった企業様の声も聞いています。
さて、今年はどんな年になっていくのでしょうか。まずは、2023年12月の“グローバル人材の動向(※1)” はどうなったのか、見ていきましょう。
※1 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向
【主なトピック】
・前月比は、半数の職種が活発化、「電機・機械」が40.5%で大幅増加
・前年同月比は7職種が活発化、そのうち5職種が15%以上アップ
・前月比は、半数の職種が活発化、「電機・機械」が40.5%で大幅増加
・前年同月比は7職種が活発化、そのうち5職種が15%以上アップ
前月比は、半数の職種が活発化、「電機・機械」が40.5%で大幅増加
10月、11月の前月比は全体的に鈍化傾向でしたが、今月は少し回復。12職種中6職が活発化しました。増加率が最も大きかった「電機・機械」(+ 40.5%)に続き、「企画/マーケティング/PR」(+24.0%)も大幅に活発化しました。
「電気・機械」の大幅増加の要因として、機械・電気系のエンジニアが市場に少なく、学生数の減少もあり、企業は中途採用を通じて人材を確保する需要が高まっていると考えられます。
前年同月比は7職種が活発化、そのうち5職種が15%以上アップ
前年同月比も7職種が活発化しました。「営業」(+ 40.6%)をはじめ、「IT関連」(+ 34.9%)、「クリエイティブ」(+ 20.5%)、「サービス/リテール系」(+ 18.4%)、「コンサルティング」(+ 16.0%)も大幅にアップしました。一方、「エグゼクティブ/経営」と「金融/保険/不動産系」は15%以上マイナスになっています。
また、「IT関連」は2023年1月から1年間、活発化傾向を更新しており、IT人材は引き続き流動的に動いています。
2021年、2022年とも、12月前月比は鈍化傾向でしたが、今年は例年と異なり半数の職種で活発化しました。12月の冬季ボーナスを受給して、4月の新年度入社を狙う求職者が動いています。人材不足による採用市況の売り手市場が2024年度も続く見込みです。今年のグローバル人材獲得にむけた戦略を立てるにあたって、サポートできるコンサルタントが在籍していますので、ぜひご相談ください。
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