株式会社ワークポート GLOBAL PARTNERS
取材対象者 | リサーチャー:宮 氏(写真:中央)、コンサルタント:上野 氏(写真:右)・頴川 氏(写真:左) |
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所在地 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2-2-4 天王洲ファーストタワー6F |
業種 | 人材紹介会社 |
エリア | 日本 |
企業紹介 | 2003年設立、全国に52拠点ある総合就職支援会社「株式会社ワークポート」。豊富な就職サポートの経験活かし、2020年4月、外国籍人材に特化した新たなサービス「GLOBAL PARTNERS」をスタート。IT、インターネット、ゲーム、製造、電気・電子業界をはじめ、全国から集まる7万件以上の豊富な案件数と、就職支援からビザサポート、時には退職相談など手厚いサポートが強み。 |
採用職種 | フロントエンドエンジニア、PHPエンジニア、他 |
ご利用サービス | Daijob.com |
【Daijob Award】Daijob.comを利用している人材紹介会社の中から、採用実績の高いコンサルタント様を表彰。第3回目は下期(2023年10月~2024年3月)の実績から期間中8名の採用成功となった株式会社ワークポート GLOBAL PARTNERSを選出し、所属コンサルタントの上野様と頴川様を訪問。同社同チームのリサーチャーである宮様にも、事業内容やDaijobを利用した感想などを伺った。
各求人媒体別の専任リサーチャー制度で運用、「Daijobの使いやすさ」はダントツ
池田:この度は「Daijob Award」の受賞、おめでとうございます!まずは、御社の事業内容、注力ポジションについてご紹介お願いできますか?
宮(敬称略):弊社、株式会社ワークポートは2003年に設立された総合型人材紹介会社です。我々が所属するのは、ワークポートの中の「GLOBAL PARTNERS」で、日本在住の外国籍の方に特化した転職支援チームです。主に理系ポジションに注力し、ITエンジニアをはじめ、機械・電気設計、建築など技術系職種全般のサポートをしています。
また、就職サポート以外にも、初めてのビザ手続きで戸惑う候補者様や入社先の企業様、双方に対するビザサポートにも、弊社は対応しています。その他、退職交渉についてアドバイスするケースもあります。「ワークポートを選んでよかった」と思っていただけるよう、就職・転職に関する始めから終わりまで、全工程をフォローするように努めています。
池田:候補者が相談しづらい内容にも親身にアドバイスされているんですね。そんな手厚いサポートを提供している、御社のチーム体制について教えてください。
宮:リサーチャー4名、コンサルタント5名のメンバーを上長の新井がマネージメントしている10名体制のチームです。チーム内のフローは、まず新井が各コンサルへ面談を割り振ります。私はリサーチャーとして、面談前の応募者対応、レジュメの回収までを担当しています。
特徴的なのは、求人媒体ごとにリサーチャーをアサインさせている点です。私がDaijobを担当しており、他よりダントツに使いやすいと感じていて、Daijob愛が強いです(笑)。
以前は、1人のコンサルが、求職者も法人も対応する両面型営業でした。現在は体制変更があり、ワークポートで取り扱う求人データベースを管理するRA(法人担当)に対して、マッチする候補者をコンサルから紹介する流れです。
現在、1人のコンサル担当者あたりの面談数は、1日2~3面談ですが、最終面接に進む候補者がいる場合、面接前対策のために回数が増えるため、1日4~5面談になります。
池田:全国の膨大な案件を各拠点や部署で抱え持つのではなく、データベースで管理・共有しているため、候補者様への提案案件の選択肢が増えますし、なおかつスピーディに対応できて、求職者様の強い味方になりますね。
ネガティブ要素をカバーできる強みをアピールし、採用を勝ち取る
池田:下期(2023年10月~2024年3月)で、8名ご成約とのこと、お役に立てて弊社もうれしい限りです。そのうち、頴川様がご担当された候補者様1名の人物像についてお聞かせください。
頴川(敬称略):フロントエンド エンジニアのポジションで、20代のフィリピン国籍の方です。
池田:フロントエンド エンジニアはDaijobの中で、求人掲載が多いポジションで、高いスキルを求められる傾向があります。
頴川:おっしゃる通りです。その方は、来日後、日本企業1社で約4年間の就業経験がありました。設計・開発に携わっていたため、スキルは申し分ありません。ただJLPTがN3、実際は日常会話レベルの日本語力だったので、選考が難航していました。
池田:最終的に採用へ至ったポイントは何ですか?
頴川:その方のお人柄です。面接の練習や対策をした際、しっかりメモを取るなど、熱意が伝わりました。また、笑顔を絶やさず、素直で一生懸命な方だったので、二人三脚で絶対転職を成功させたいと、私もおのずと熱が入りました。
具体的な面接対策として、候補者様にポートフォリオのご準備をお願いしました。企業側が他の候補者と比較する際、語学力で見劣りしてしまう場合、スキル面で視覚的にアピールできる要素があると、通過率が高くなります。
採用が決まるまで、最終的に7社ほど面接を受け、合計で約3ヵ月かかりましたが、転職活動の伴走者として候補者を信じ、採用に至った時は自分のことのようにうれしかったです。求められる日本語力を超える、その方の”良さ”をアピールできるよう、対策したのが功を奏しました。
地方都市の魅力も多角的に伝え、日本でのキャリアづくりに貢献
池田:次に、上野様がご担当した候補者様についてもお伺いできますか。
上野(敬称略):PHPエンジニアのポジション、福岡勤務の案件に、20代のインドネシア国籍の方が決まりました。面談時点ではJLPT N1の結果待ちで、実際に日本語は流暢でした。来日前から母国で相当勉強していたようです。2023年に来日後、日本で転職活動をしながら、日本語学校に通学していました。日本での就業は今回が初めてで、留学ビザからの切り替えもサポートしました。
池田:Daijob.com登録者の約7割にあたる外国籍の方は、東京勤務希望なのですが、その候補者様が、福岡勤務で内定承諾に至った背景を教えていただけますか。
上野:一番のポイントは、福岡支社で拡大を進める外国籍チームに加わってほしいという企業側のニーズと、そこで活躍したいという候補者様の希望がマッチしたことです。また福岡は、日本で5番目に大きい都市として発展していることや、都市をあげてITエンジニアを誘致する動きが広まっている点も、入社動機となったようです。実際に、福岡はビザの発行も早いと聞いたことがあります。
池田:御社では東京勤務希望の候補者様に対して、どのように他の都市の仕事をご提案しているのでしょうか?
上野:まずは、日本国内で内定をもらうことが、今後の日本でのキャリアづくりにおいても必要だとお伝えします。それに加えて、地方都市がいかに便利であるか、企業様が地方都市に会社や部署を構えている理由など、複数のポイントを含めて、その企業で就業することの意味をご説明すると、就業意欲を上げられると思います。もちろん、東京にこだわりが強い方もいるので、求職者の状況によって違います。
池田:ありがとうございます。他社様への参考にさせていただきます。
スカウト返信率38%へアップ!「自動スカウト機能」を活用し、いち早くターゲットへアプローチ
池田:Daijob.comを選んだ理由や経緯を教えていただけますか。
宮:Daijobはグローバル人材の転職業界で最大級の媒体で、日本在住の外国籍の登録者数が多く、ワークポートのペルソナにマッチすることから、導入へ至ったと上長から聞いています。
実際に、他の求人媒体と比較して、圧倒的に外国籍の新規登録者数が多いです。毎日必ず1日5~10通ほどスカウトを送信できています。また、活用機能が多くて使いやすいです。
池田:一番活用している機能は何ですか?
宮:「自動スカウト機能」は活用頻度が高いです。設定しておけば、お休みの日でも新規登録者に対して自動でスカウトを送ることができ、他社に先を越されることを防げます。効率よく候補者へアプローチできるおかげで、今月は返信率が25%あり、Daijob経由で少なくとも毎日1件は面談調整ができています。(※取材時2024年4月)
池田:アプローチした候補者様の中から、面談設定ができる割合はどれくらいですか。
宮:日本語力チェックのためにまずは電話をし、日本語力が足りない場合もありますが、5割以上は設定できていると思います。
池田:面談設定をする上で、心がけているポイントはありますか。
宮:スピーディな対応ですね。スカウトの返信が届いたらすぐに電話、繋がらなければメールというアクションは徹底しています。連絡が取れない方へは、だいたい2日に1回のアプローチを1ヵ月ほど粘り強く続けて、それでも何も候補者様から返信が無い場合は、リリースしています。
池田:Daijobの営業サポートについては、ご満足いただいているでしょうか。また、今後のためにご要望などあれば教えてください。
宮:スカウトの返信が多い曜日や時間帯の他、Daijobに多いポジションについてのアドバイスはとても役に立ちました。また、自動マッチングメール設定や、設定した日時にスカウトメールを送信予約できる機能などの活用方法、効果的なスカウトメールのテンプレート内容も教えていただき、池田さんのアドバイス通りに素直に実践したら、返信率・開封率が上がりました。実際、自動スカウト機能を活用した当初は、返信率が38%までアップしました。
要望は、機能面になりますが、登録者の「在留資格」の種類が履歴書に表示されていると、よりマッチした候補者が探しやすくなるのと、候補者へ確認する手間が省けるので、企業側にとっては助かります。
池田:最後になりますが、今後Daijobで実現したいことをお聞かせいただけますか。
宮:まずは、下期より少しでも多く、6ヵ月で9人を目標として、もう一度、Daijobアワードの受賞を目指します。
株式会社ワークポート GLOBAL PARTNERSの皆様
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