2025年3月、グローバル人材の求職者動向は7職種で活発化、「電機・機械」34%のプラス

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今年は満開の桜とともに、新年度がスタートしましたね。4月3日に、労働組合の中央組織である連合は、今年の春闘に関する第3回の集計結果を公表。それによると、平均賃上げ率は5.42%となり、前年同時期を0.18ポイント上回った。5%を超える水準は2年連続で続いており、特に昨年の春闘で伸び悩んだサービス業などで大幅な賃上げが見られました。本格的な賃上げが進んだ背景には、人手不足に加え、物価高が大きな要因となっていると考えられます。そのため、優秀な人材の確保をめぐる競争は今後ますます加熱しそうです。

それでは、2025年3月の“グローバル人材の動向(※1)” はどうなったのか、見ていきましょう。

※1 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・前月比は7職種で活発化、「電機・機械」34%のプラス
・前年同月比は全体的に活発化、「営業」「エグゼクティブ/経営」は40%以上プラス

前月比は7職種で活発化、「電機・機械」34%のプラス

4職種以外は、活発化しました。前月鈍化した「電機・機械」は(+ 34.0%)、「IT関連」は(+ 12.1%)と活発化へ転じました。尚、「コンサルティング」(- 4.9%)、「クリエイティブ」(- 9.4%)、「金融/保険/不動産系」(- 7.5%)は先月に続き、鈍化傾向となりました。

前年同月比は全体的に活発化、「営業」「エグゼクティブ/経営」は40%以上プラス

2024年5月以降 11ヵ月間連続で、全体的に活発化しています。最も活発化したのは、「営業」(58.3%)でした。引き続き「エグゼクティブ/経営」(+ 38.3%)においては、8月以降連続で、20%以上の大幅に活発化が続いています。また、2月に続き「金融/保険/不動産系」(+ 21.6%)、「サービス/リテール系」(+ 46.4%)が20%以上と、大幅にプラスで着地しています。

前月比・前年比ともに、全体的に活発化傾向になりました。新年度の体制強化や年度末の退職者補充を目的として、3月は中途採用の求人が増加し、加えて、賞与を受け取った後に転職を検討する人も多く見られたため、活発化したと考えられます。2025年度はどういった動きになるか、ぜひレポートを活用いただき、引き続き動向をチェックしてみてください。

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