日本語・英語・中国語以外の外国語スキルを応募条件としている求人数が1年間で1.9倍
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社である、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠原 裕二)は、日本語、英語、中国語以外の外国語スキル(以降:「ニッチ言語」とする)の需要状況を調査しました。これは、Daijob.comに掲載されている求人を対象に実施したものです。
近年、アジアを中心に、海外進出する日系企業が増加しており、それに伴い現地法人との橋渡しとなるグローバル人材の需要が高まっています。
【調査概要】
■調査目的:日本語、英語、中国語以外の外国語(ニッチ言語)の需要について明らかにする
■調査期間:2013/10/1、2014/10/1
■調査対象:Daijob.comに2013/10/1、2014/10/1時点で掲載されていた求人
【調査結果】
■ニッチ言語の需要
求人数2013年比較1.9倍
その内、ビジネスレベル以上を求める求人が83%
2013年10月と2014年10月のDaijob.comへの掲載求人の内、ニッチ言語のスキルを必要としている求人を比較したところ、求人数は1.9倍に増加しており、全体の求人総数に占める割合も2013年度は1.21%だったのに対し、2014年は2.08%と0.87ポイント増加しいました。
言語の内訳として、アジア圏ではベトナム語、マレー語、タイ語、インドネシア語。ヨーロッパ圏ではフランス、ドイツ、イタリア語のニーズが増加傾向となりました。
また、それらのニッチ言語レベルがビジネス会話以上を求める求人が2013年、2014年共に83%と大半を占めています。
■ニッチ言語+日本語スキルの需要
日本語レベルを重視する傾向
ニッチ言語に加えて、日本語スキルのニーズが、2013年10月、2014年10月共に、88%がビジネス会話以上を求めています。2014年10月には、更に高まり、ネイティヴレベルの日本語を求める割合が10%増加しています。
■ニッチ言語での業種・職種別における需要
業種別ではサービス業、運輸、ホテルレジャー関連、職種別では翻訳、財務会計関連職種が急増。
業種別では、昨年の同月(2013年10月)に於いても需要の高い製造業、卸売業・小売業に加え、現在(2014年10月)では、サービス業、運輸業・郵便業、宿泊業・飲食サービス業でのニッチ言語需要が倍以上に増加しています。
職種別では、引き続き営業(特に海外担当やメーカー系営業)におけるニッチ言語需要は高い状況が続き、更に教育・語学系の通訳や財務・会計の中でも、経理における需要が増加しました。