「総務/人事/法務」職が1年を通じて人材不足
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社である、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠原 裕二)は、2014年10月末時点でのグローバル転職求人倍率をまとめました。
ここでいうグローバル転職求人倍率とは、2カ国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需要バランスを算出したものを指します。<転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>
◆職種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職倍率を職種別で見ると、「総務/人事/法務」が4.65倍でトップ。次いで「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」が4.13倍、「資産/不動産資産/不動産」が3.00倍で着地しました。
「総務/人事/法務」に関しては1年を通じて常に高倍率で、慢性的な人材不足となっていると考えられます。特に、人事の中でも採用業務での求人が1年を通じて多く、日本企業のグローバル化が進む中、外国人の採用、社内書類の翻訳、国外との契約等の業務が増加している結果が顕著に表れていると推測されます。
◆業種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職倍率を業種別に見ると、「製造業」が2.22倍、前月比0.19ポイント減少したもののトップ。次いで、「卸売業,小売業」が1.43倍、前月比0.54ポイント減少。「農林水産・鉱業」が1.41倍で前月比0.52ポイント減少と続きました。TOP3は前月と同業種が占めましたが、いずれも倍率は減少しました。
「製造業」は6月以降5カ月連続、「農林水産・鉱業」については7月以降4カ月連続でTOP3となりましたが、職種別での倍率に比べ、業種間では引き続き需給バランスが均衡する状況にあります。