年代×英語力別の平均年収女性40代からその差が顕著に
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠原 裕二)は、Daijob.comに登録しているユーザーとDaijob.comに掲載している求人情報を元に語学力と年収に関する調査を行いました。
◆調査対象者属性
特徴:20代、30代が中心。85%がビジネスレベル以上の英語力。
2014 年3 月から5 月の間に人材紹介会社を除く、自社採用の求人情報をDaijob.com に掲載している企業からスカウト(※)を受けた日本人求職者の内、英語レベルがビジネス会話以上の2,669 人に絞って調査を行いました。※ここで言うスカウトとはDaijob.com に会員登録をした求職者が匿名履歴書を公開し、同サイトに求人を掲載している企業がその匿名履歴書を閲覧し、関心を持った求職者に対してアプローチするサービスのこと。
◆調査結果サマリー(企業スカウトを受けたユーザーの英語レベル別年収比較)
特徴:英語力によって女性の年収額の差が顕著。50代では約3倍の差に。
男女ともに、40代以降の年収の差は大きくなっているが、特に女性はその差が顕著に表れており、語学力が年収に与える影響は男性よりも大きい事が明らかになりました。
◆調査結果サマリー(採用側の必要スキルとしての語学力と想定年収)
企業の掲載求人情報の想定年収平均が転職希望者の平均年収を上回る。英語力によって想定年収に差。
業種別では「卸売業,小売業」以外の全ての業種に於いて、掲載求人の下限額の平均が英語力ビジネスレベル以上の転職希望者の平均年収を上回る結果となった。
【アンケート概要】
2013年に行った調査では、自社採用企業からスカウトを受信しているDaijobユーザーの特徴は、英語レベルがビジネス会話以上で、30代の割合が高いという結果が出た。またDaijob.comに掲載されている求人の想定年収がDaijobユーザーの既存年収を上回った事から、企業側も、ビジネスレベル以上の英語力を持つ人材を採用する際には、英語力を評価するべきスキルとして捉え、想定年収を高めに設定しているのではないかと予想した。2014年の調査ではユーザーの最終年収と求人の想定年収の英語力を「ビジネス会話以上」と「日常会話以下」に分けて比較することで、転職希望者側と採用側それぞれで英語力によって年収に差がでるのかを調査した。
調査の対象
スカウト(※2)を受けた=(イコール)企業の採用ニーズがあったという前提のもと、その採用ニーズに語学力、特に英語力が関係しているのかを明らかにする。調査対象はDaijob.com(※1)に登録しており、自社採用企業からスカウトを受けた日本人求職者3,136人とした。また同時期に掲載された求人1,755件についても、そこでの英語力のニーズ、想定年収を検証の対象とした。
調査の期間:2014年3月~5月の3ヶ月間