財務、マーケティング、金融、流通、不動産の5職種において求人倍率3倍を超える。
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠原 裕二)は、2014年5月末時点でのグローバル転職求人倍率をまとめました。
ここでいうグローバル転職求人倍率とは2か国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人とそのスキルを持つ転職希望者の需要バランスを算出したものを指しています。<転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>
◆職種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を職種別に見ると、「資産/不動産資産/不動産」が7.00倍と高い倍率でトップ。次いで「マーケティング/PR」が3.55倍、「財務/会計」が3.48倍で着地致しました。TOP3での高倍率の共通する要因としては、求人数が増加しているのに対して、該当する転職希望者数が「資産/不動産資産/不動産」では3分の1に減少、「マーケティング/PR」や「財務/会計」でも2~3割程度減少している事が挙げられます。
また5月度は5職種に於いて、グローバル転職求人倍率が3倍を超えました。これは昨年の11月、12月以来で、特定の職種での求人ニーズに対する人材不足が要因ではないかと考えられます。
◆業種別グローバル転職求人倍率
業種別のグローバル転職求人倍率を見ると、「金融業、保険業」が2.63倍でトップ。次いで「建設業、不動産業、物品賃貸業」が1.94倍。「情報通信」が1.65倍で3位となりました。トップとなった「金融業、保険業」では銀行・証券関連の求人数が1.4倍に増加、逆に該当する転職希望者数が47%減となりました。逆に「建設業、不動産業、物品賃貸業」は対象となる転職希望者が1.3倍に増加したことで倍率が先月を下回りました。「情報通信」では求人数、転職希望者数共に1.1倍と増加しております。