コンピューテックエンジニアリング株式会社(Computec)
代表取締役 ジョン・レムクール 氏(写真:左)
社名 | コンピューテックエンジニアリング株式会社(Computec) |
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所在地 | 〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町2-20 コンピューテック市谷ビル 3F |
業種 | ITソリューション |
エリア | アジア、東京 |
企業紹介 | 1991年に設立されて以来、ネットワークシステムインテグレーターとしてマルチリンガルなエンジニア、プログラマー、プロジェクトマネージャー等を擁し、世界各国へ質の高いサービスを提供している。取引があるクライアント業界は幅広く、金融、メディカル、リテール、通信、政府機関、法律事務所などがある。現在はアジアに7つの支店を構え、事業を展開している。 |
採用職種 | 経理・オフィスサポート事務/オフィスアシスタント事務 |
ご利用いただいたサービス | Daijob.com、テクニカルサポート、キャリアフェア |
コンピューテックエンジニアリング株式会社は代表取締役ジョン・レムクール氏が1人で創業し、国内外の企業と文化の垣根を飛び越えて、信頼を得てきたITソリューション会社だ。現在はスタッフが100名に迫る規模へと発展しており、香港、中国、シンガポール、アメリカやヨーロッパなどの多国籍企業のサポートを行っている。Daijob主催のキャリアフェアでも多くの求職者が集まっていた注目企業だが、事業が発展していった秘訣はビジネス手腕や質の高いITサービスだけでなく、手厚い採用面接にも理由があったようだ……。
ニッチはチャンス!
横川(敬称略):「Daijobを5年以上に渡ってご利用いただき誠にありがとうございます。ジョンさんが日本で会社を創立するに至った経緯について改めて聞かせてください」
ジョン(敬称略):「私は日本がバブル時期だった80年代後半に来日しました。当時、日本の技術は世界でトップクラスだったので、先鋭的な技術に興味がある私は日本のことがとても好きになりました。でも私のようなバイリンガルのエンジニアは、当時とても少なかったですね。マーケットニーズがニッチなことは、私にとってチャンスだと思い、会社を立ち上げることにしました」
横川:「創業から約27年が経過しましたが、改めて御社の強みとは何だと思いますか?」
ジョン:「私たちの目的は、ITエンジニアにとって天国のような場所を作ることです。私自身が元々エンジニアですし、エンジニアの皆さんが働きやすい環境作りや、キャリアプランを立てやすい仕事になるように、いつも考えています」
横川:「ジョンさんや上司の方々が、社員の皆さんの今と将来に信頼を寄せている“エンジニアファースト”と言えるような会社ですね」
ジョン:「“社員のため=会社のため=自分のため”ですね。私は社員それぞれが、その人にとって一番良い人生を歩んでほしいと思っています。良い人生を送るためには仕事がやはり不可欠ですから、ぜひ1人1人が仕事を通して豊かになる気持ちを味わってもらえればと思います」
横川:「様々なバックグラウンドを持つ社員の方たちを一つの方向性にまとめるために、どんなことを行っているのでしょうか?」
ジョン:「特別なことを行っている意識はありませんが、普段から“高い技術でスピード感を持って、お客様に対応したい”という思いで、社員全員が仕事に取り組んでいます。それに会社組織は、どこか一部が滞ると全体もうまく回らないので、どんな立場の人も大切に思っています」
横川:「エンジニアの方だけではなく、営業部隊も存在するのでしょうか?」
ジョン:「はい、あります。最初はエンジニアが自分で営業も担当していましたが、エンジニアの業務が忙しすぎてお客様の対応が難しくなってしまったので、営業部隊を発足させました。600社以上のお客様と取引がありますが、営業部隊ができたことで大規模な提案も積極的に進められるようになりました。今後は営業部隊の方も増員していく予定です」
親身な採用面接が優良顧客にも…
横川:「2030年までに日本のIT人材が60万人近く不足するだろうと言われていて、2017年頃から需要と供給のバランスが逆転しています。日本のITエンジニア需要は今後さらに厳しい状況になっていきそうですが、人材獲得のためにどんな取り組みをされていますか?」
ジョン:「日本は、圧倒的にエンジニアの数が足りないですね。特にここ3、4年はIT業界のマーケットが激しく動いているので、人材獲得は難しくなっています。当社ではエンジニアとしての経験があまりなくても社員のためのセミナーも受けられますし、全スタッフに毎月の給与10%分が教育補助費として支給されます。指定された試験に受かれば月給1ヶ月分のボーナスも支給されます」
横川:「経験・未経験を問わない上、福利厚生も手厚く用意されているんですね。採用面接では、何か特別なことを行っているのでしょうか?」
ジョン:「私は採用面接のとき、当社に入社するかをいったん置いて、求職者のキャリアのために親身になってアドバイスしています。当社の社員として採用に至らなくても、その方が他社に入社されて、当社のお客様となっておつき合いが始まることもあるんです。当社の面接のときに、こちらがいろいろなアドバイスをしていたりすると、お客様になっても非常に良い関係が作れます」
横川:「社員やお客様という立場だからと言うより、ジョンさんは人そのものを大切にされているんですね。エンジニアやクライアントとの関係を良好に育みながら、さらに今後の展開については、どうお考えでしょうか?」
ジョン:「私たちは、この先も仕事のクオリティーを大事にしていきたいと思っています。既存メンバーのスキルアップを図りながら、良い人材を社内メンバーに少しずつ迎え入れながら、大切に育てていきたいです」
横川:「急成長ではなく、徐々に事業を拡大していこうとお考えなのですね」
TS&マーチャンダイズ効果で採用成功へ
横川:「Daijobを長年ご利用いただく中で、弊社にどんな価値を感じてくださっていますか?」
ジョン:「私たちにとってDaijobを利用する一番の強みは、何と言ってもバイリンガルの人材登録者が多いことです。それにテクニカルサポート(TS)も、スカウトのやり方を教えてくださったりして、とても良いサービスですね。マーチャンダイジングでも良い人材を見つけられるように、よく考えてくださいました」
横川:「ありがとうございます。Daijobでは“クライアントサクセス”という考えを会社組織の中に取り入れるべく、TS部門を発足させました。またDaijob主催のキャリアフェアにもご出展いただきましたが、効果はいかがでしたか?」
ジョン:「通常のキャリアフェアでは、そもそもエンジニア職に興味を持つ来場者は少ないのですが、今回は当社のメンバーが7、8人体制で求職者の対応をしていましたが、私たちの手が足りないくらい多くの方にブースまで来ていただけました」
横川:「Daijobは求職者と企業の間に入る媒体として、外国籍の方たちのキャリアが活きる企業に注力させていただいています。特にIT業界は企業と求職者の双方からニーズが高いので、次回もしっかりと効果をお返していきたいと思います。他にDaijobへのご要望はありますか?」
ジョン:「既に大きな求職者のデータベースはありますが、ここ1、2年はバイリンガルの競争率が高まっているので、さらに多くの人材を必要としています」
横川:「求職者と企業のマッチング率を高めていく内部システムの施策と、外部から新しい人材をとってくる両方をがんばっていきたいと思います。ありがとうございました」
言語を活かし、グローバルに活躍したいバイリンガル人材専門の転職サイト「Daijob.com」を利用した求人広告掲載型の人材採用 |
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ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社 営業本部統括部長 横川 友樹