日本オラクル株式会社(Oracle Corporation Japan)
人事本部採用企画部 ブロック・ネイサン氏(写真:中央)、李勇希氏(写真:右側)
社名 | 日本オラクル株式会社(Oracle Corporation Japan) |
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所在地 | 〒107-0061 東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター |
業種 | ITソリューション |
エリア | 日本全国 |
企業紹介 | 日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人。「Beyond Your Cloud >commit;」をスローガンに掲げ、広範かつ最大限に統合された クラウド・アプリケーションおよびクラウド・プラットフォームなど、データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービスの提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開している。2000年に東証一 部上場。 |
採用職種 | IT関連(オープン・WEB系)/IT関連(その他)/営業/コンサルティング/人事 |
ご利用いただいたサービス | Daijob.com、テクニカルサポート、キャリアフェア |
日本オラクルは、お客様が「データを所有する会社」ではなく「データ・ドリブンな会社」へと変革することをサポートしている総合IT企業です。クラウドビジネスへの変革を強力に推進しており、Daijob.comとは2016年からビジネスを開始させていただき、Daijob主催のキャリアフェアにも出展していただいている。今回は採用担当の李勇希氏とブロック・ネイサン氏が、オフィス最上階(24階)に構える絶景の茶室にDaijobメンバーを招いて話を聞かせてくれた。
大注力の「クラウドビジネス」
横川(敬称略):「1985年に日本オラクル株式会社が設立されて、2018年10月に33周年を迎えましたが、最近の事業トレンドについて教えてください」
ネイサン(敬称略):「最近のオラクルは、なんと言っても“クラウドビジネス”の分野に注力しています。この分野には投資を続けており、この青山オフィスには新しい形の営業スタイルを支援するオフィスを準備するなど社員の働き方には工夫をしています」
横川:「注力分野である“クラウドビジネス”に対する取り組みを教えてください」
ネイサン:「オラクルユニバーシティ(各種オラクル製品についての研修を提供する組織)では、私たちの顧客やパートナーのためにSaaS, PaaS, IaaSなどのクラウドビジネスの講座を提供しています。これは日本でクラウドビジネスを築き上げるために、今年立ちあがったばかりの新しいサービスです。クラウド事業に注力することで、私たちのビジネス全体が大きく変化しています」
横川:「事業環境が変化する中、採用面接においてどこを選考ポイントに置いていらっしゃいますか?」
李(敬称略):「ポジションによってポイントにする箇所は違いますが、候補者の希望内容に対して『なぜ?』を何度も繰り返します。仕事に対する意欲を深い部分まで理解したいと思っているからです。昨今は良質な人材の採用競争がとても激しいので、オラクル以外の企業様に応募をしている方もたくさんいらっしゃいます。その中で、なぜオラクルか、オラクルの中でもなぜその仕事をやりたいのか、その動機をしっかりと探るよう努力をしています。」
横川:「入社前から候補者と企業の相互理解を深めることで、採用時のミスマッチを防ぐようにしているんですね」
李:「『神宮外苑花火大会』の日は青山オフィスから花火が見えるので、社内に家族を呼ぶイベントを開催していますし、社員がチャリティーランを企画したりするなど、そういった社内企画も部門間の交流が深まる良い機会になっていますね」
社内で浸透する“Work@Home”制度
横川:「社内環境の方にも、大きな変化はありますか?」
ネイサン:「はい、新しい制度を次々と取り入れています。ここ数年にかけて社員が在宅勤務できる “Work@Home”という制度を一部推進しています。社員は“ワークライフバランス”をとりやすい環境で業務を遂行できています。部門によりますが、各マネージャーから在宅勤務が推進されていますし、有給休暇は初年度から20日間取得できます。ゆとりを持った働き方ができるので、社員にとって非常に魅力的な制度だと思います。
オフィス内にはカフェテリアもあるので、毎日違うメニューが食べられます。バリスタが入れてくれるコーヒーも飲めますし、健康志向の強い方に人気のスムージーもその場で作ってもらえるんです。電源やディスプレイモニターもあるので、お茶を飲んでリラックスしながら開きたいミーティングにもぴったりの場所です。様々な個性を持った社員たちが心地良く働けるように、服装規定も自由にしています。ここ何年かで、ワークライフバランスが取れるような制度をいくつか作り出せたので、社員のモチベーションはかなりアップしていると思います」
李:「在宅勤務を実行している方は部門によって人数に差がありますが、珍しい例では宇都宮や群馬に住んでいる社員で100%リモートワークの方もいます。セキュリティーの高いネットワークを利用して会社のシステムにアクセスができるので、セキュリティー面が保証されているからこそ実現できていますね」
横川:「働く環境をどんどん良くしていく中で、“採用・育成・定着”の3つがワンセットで1つのキーワードになってくると思いますが、御社に魅力を感じて働き続けてくれるのは、改めてどんな理由があるからだと思いますか?」
李:「定着といった観点からすると勤務場所や服装の自由度は高いのと同時に、業務を行う上で達成すべきことやKPIが明確であることがポイントかと思います。着ている服、働く場所ではなく、成績を達成しているかどうかで社員が評価されます。この明確なターゲットはプレッシャーを生み出しますが、同時にこの達成をすれば確かに評価がされるという安心感を生みますし、服装や働く場所でなどの細かいところでストレスを受けにくい環境が作られます。ターゲットやKPIを達成するために会社としては不必要なものを排除していくという考えを元にしています」
横川:「会社と社員の信頼関係があってこそ、成り立っている制度なんですね」
応募が激増したサポートとは?
横川:「日本では企業の人手不足が続く中、弊社をご利用いただいていますが、採用のご状況はいかがですか?」
ネイサン:「おっしゃる通り、当社も含めて素晴らしい人材を日本で見つけるのは、とても難しい時を迎えています。それにオラクルは、空きのポジションが出ると、まず社内メンバーのネットワークの中にマッチした人材がいないのか声をかけています。社員が連れてくる人材は、当社にとって大きなキーポイントになります。社員独自のネットワークを利用することにより、会社がそのネットワークとも繋がることができます」
横川:「現社員が自分の友人や知人を会社に紹介できるというのは、会社に対しての満足度が高いからこそですね」
李:「そうですね。社内メンバーの協力やアイディアをもらえやすい環境です」
横川:「Daijob.comのキャリアフェアにもご出展いただいていますが、積極的にご利用いただいているポイントはどんなところでしょうか?」
李:「まず日本語・英語共にビジネスレベル以上の方が多いからですね。職種も営業の方だけではなく、複数のITスキルセットがある方やバックオフィスの方もたくさん登録されているイメージがあります。特に“ジュニアからミドルレベルで日本語・英語が必須”のポジションで、マッチ率も高く、とても助かっています」
横川:「弊社Daijob.comのサービス面は、いかがでしょうか?」
李:「テクニカルサポート(TS)をお願いしたところ、応募者がかなり増えました! 仕事内容の書き方についてアドバイスをいただき、求人要項をとてもポップというか、分かりやすくしてくださったんです。日々、部門から上がってくる募集要項にしか向き合っていない人事としては、すごく新しいアイディアでした。『こんな人材いるのかな?』『どうやれば応募してもらえるだろうか?』と不安に思うような条件の求人でも、アドバイスをいただき自分では思いつかなかった方法を提案してもらえました」
横川:「ありがとうございます。良い求人情報を作れば、マッチ率の高い候補者が自ずと来てくれますから、無駄な時間が減りますよね。他に何かご要望はありますか?」
李:「TSというよりシステムの話ですが、スカウトをもう1回送る機能がマニュアル操作なので、3日後・5日後などと選択できて返信が自動で再送信できる機能があるといいですね。あとは古い登録者の掘り起こしもできて、転職活動にアクティブじゃない方にも、アプローチできる機会があれば嬉しいです」
横川:「Daijobは人材紹介部もありますが、企業に候補者さんを推薦してから内定承諾までの平均日数が、この1年の間に10日間も早まっています。1週間の見逃しも大きな機会損失になる可能性になりますから、スピード感を持ってサイト運営を行っていきたいと思います。本日はありがとうございました」
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ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社 営業本部統括部長 横川 友樹