「NTTデータビジネスブレインズ」採用困難な“SAP技術者”を採用できた理由は?

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2019.02.19


株式会社NTTデータビジネスブレインズ(NTT DATA BUSINESS BRAINS Corporation)

    硝子ソリューション事業部 SAPグループ 課長:勝城 啓之 氏(写真:右側)

社名 株式会社NTTデータビジネスブレインズ(NTT DATA BUSINESS BRAINS Corporation)
所在地 〒105-0011 東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビルA館14F
業種 システムインテグレーター
エリア アジア 日本 東京都、アジア 日本 大阪府、アジア 日本
企業紹介 株式会社NTTデータビジネスブレインズは創業以来30年以上に渡り、日本板硝子株式会社(NSG社)やNSGグループ各社の情報システム構築、並びにサービスを提供している。世界3拠点24時間の運用サポート体制“Follow the Sun”や、グローバル開発プロジェクトに参画している。また、それらのノウハウと技術を活かし様々な業界のお客様の情報システム構築や運用支援も行っており、約2000社以上の導入実績がある電子帳票システム「Pandora-AX」やWebコンテンツ管理システム「とんがりクンCMS」、NTTデータと連携したAMOサービス“TISAFYS”も幅広く提供している。
採用職種 エンジニア
ご利用いただいたサービス Daijob.com、テクニカルサポート

株式会社NTTデータビジネスブレインズは、ITの重要性が日々大きくなる中、多種多様な企業のITパートナーとして事業を拡大し続けている。日系企業からグローバル化を図り、怒涛の変化に見舞われた内部の様子についても、硝子ソリューション事業部 SAPグループ 課長・勝城 啓之氏に話していただいた。

会社組織のグローバル化を経て…

中野(敬称略):「御社は創業30年を迎えていますが、改めて会社概要について教えてください」

勝城(敬称略):「当社は親会社が2つあり、私たちはもともと日本硝板硝子株式会社(NSG社)の情報システムの子会社で『日本板硝子ビジネスブレインズ』という名前でしたが、2003年にNTTデータも株主となり『株式会社NTTデータビジネスブレインズ』という社名になりました。2007年から板ガラス世界大手の『英ピルキントン社』をNSG社が買収したため、会社のグローバル化が急速に進みました。私も英語を1から勉強しなくてはいけない時期がありましたね」

中野:「英語はどのような方法で身に着けたのですか?」

勝城:「英語の先生が社内に常勤で在籍していて、1週間に1回1時間は各自のタイミングで授業が受けられます」

中野:「それは良い制度ですね! 仕事をしながら英語のスクールに通うのは、なかなか難しいですよね。グローバル化によって、社内はどんな風に変わりましたか?」

勝城:「世界各国のお客様や社員と働けるのが、当社の大きな魅力になりました。既に10年以上が経過しているため、グローバルのシステム運用も他社さんに比べて強いと自負しています。新しく入社する方も、バイリンガルや海外経験のあるメンバーが徐々に増えていきました。1つの会社にいながらグローバルと国内向け、どちらかを選べるような組織になっているので、入社後も社内転職のチャンスがあるようなイメージですね。親会社の1つである日本板硝子の運用から派生したプロジェクトを行うのが基本にあり、NTTデータからの案件、さらにグループ会社との案件と事業を広げておりますので、多種多様な仕事に恵まれています」

中野:「御社は外国籍のメンバーも多く活躍されているイメージがありますが、社内環境で意識していることは何でしょうか?」

勝城:「外国籍メンバーも日本国籍メンバーも、変わりなく接することが重要だと思っています。皆さんそれぞれの国の文化を持っているので、違うことに対して否定はしません。私たちが違いを受け入れると、彼らにとっても働きやすい環境を作れます。また一番大事にしているのは、“セーフティーファースト”であることですね。社員の家族に何かあれば家族を優先できますし、親会社からは日々安全な行動をとるように言われています」

中野:「そのような環境があると、安心して仕事ができますね。Daijob社内にも外国籍のメンバーがおりますが、一緒に働くにあたって単純な業務内容だけではなく、どうしてその業務を行うのかという本質的な狙いまで理解してもらうことはすごく大切だと思っています」

勝因はアクティブな採用活動

中野:「御社にはDaijob.comを2018年に5カ月ほどご利用いただきましたが、スカウト実績が64通あり、その中から『興味あり返信』が5通、応募も20通あり、1名の採用ともう1名も選考中と伺っています。無事に採用成功できたのは、勝城さんが積極的にスカウトメールを出してくださったことも、大きな要因だと思います」

勝城:「当社にも新卒採用を担当している人事はおりますが、中途採用は私のように事業部単位で行っています。Daijob.comのように採用担当者が直接スカウトしていく方法は、初めて利用させていただきました。受け身ではなく、こちらからアクションを起こせるので、そこが良かったですね」

中野:「ありがとうございます。外資系企業でよく取り入れられている“ダイレクトスカウンティング”が、弊社では積極的にご利用いただけます。それにプラスして、弊社にはテクニカルサポート(TS)チームもおりますので、採用までの過程を支援させていただいています」

勝城:「求職者さんと、遠すぎず近すぎずのちょうど良い距離感を持てるのがいいですね。電話やメールを使う前にweb上でまずはやりとりできるのも、面識のない方にコンタクトをとる心理的な負担が軽いですね。採用活動の全般を担当する人事がいる企業であればいいのですが、当社のように各事業部で中途採用を担当する場合、人事のプロではないのでTSのようなサービスは嬉しかったです」

中野:「特に“SAP技術者”という難しいポジションの採用に成功されましたが、スカウトを打つときに工夫していたことを教えてください」

勝城:「Daijobの営業やTS担当者にご提案いただき、条件の幅を広げたことも大きかったです。SAP技術者なのかどうかではなく、SAPを使ったことがあるのかどうか、という条件に広げて探しました。あとは『興味あり返信』がきたら1時間以内に返信を返すようにして、スピード感も大事にしていました」

中野:「そのスピード感は、私たちも普段の仕事で見習いたいですね」

豊富な入社後の成長チャンス

中野:「他社さんでは行っていない研修制度はありますか?」

勝城:「私たちの強みの1つはNTTデータグループに属していることなので、『NTTデータ ユニバーシティ』という研修機関を利用することができます。一般的なヒューマンスキルアップは、そこで学びます。技術的な面ではSAP社が開催している『SAP研修』に通ってもらい、人材に投資します。また、当社の得意分野である“プロセス系製造業”というガラスの製造工程の業務知識は豊富なので、そこのプロセスは弊社のビジネスラインリーダーという担当がメンバーに継続的に教えています」

中野:「中途や新人の方が一緒に成長していくような制度は、すばらしいですね! 採用のポイントにしていることを教えてください」

勝城:「まず元気があればいいと思っています。あとは、どんなことでもめげずにチャレンジしていく人もいいですね。個人的には目が生き生きしているかどうかが、ポイントです」

中野:「その他に工夫していることはありますか?」

勝城:「求職者の就業イメージが入社後に行う業務と齟齬が起きないように、面接の前に必ず会社説明会を行っています。複数のメンバーに対してだけではなく、1人に対してでも会社説明会は開いています。その上で採用面接を受けたいのかどうか、意思確認をします。『グローバルな仕事ができる』と思って入社しても、入社後すぐにお任せできるとかいうと、そうでもありません。まずはしっかりと日本国内の業務を覚えていただきながら、海外の運用もこなしていく、その中でグローバルプロジェクトのチャンスが出てきた場合、志願いただく形です。英語レベルもそれなりに必要です。もちろん日本国内のプロジェクトもありますし、またNSG社以外の国内案件も拡大しておりますので英語はまだまだこれからという方でもキャリアは積める形になっております」

中野:「Daijob.comには『グローバルに働きたい』という登録者の方が多いですが、求職者が抱く“グローバル感”のイメージは実は1人1人違っていたりしますよね。私たちも企業側と求職者側をいかにマッチングさせるかは、とても大事だと思っています。これからも、企業のターゲットに合った人材採用がスムーズになるように、サポートさせていただければと思います」

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[インタビュアー]
ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社 メディア営業部 マネージャー 中野 綾香