ソムフィ株式会社(SOMFY K.K.)
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管理本部本部長:中田 真介 氏(写真:右側)
社名 | ソムフィ株式会社(SOMFY K.K.) |
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所在地 | 〒141-0031 東京都品川区西五反田7-25-5 西五反田7丁目ビル4F |
業種 | その他製造業 |
エリア | アジア 日本 東京都 |
企業紹介 | ソムフィ株式会社は、フランスに本社を持つSOMFY ACTIVITES SAの日本法人。住宅やビルの開口部を電動化する、世界一のチューブラーモーター(Tubular Motor:筒状のモーターの意)メーカーだ。窓まわり製品の電動化・自動化のパイオニアとして、現在は58カ国で事業を展開し、世界で約8000人がソムフィグループで働いている。設立当社から生産されたモーター累計数は、166百万本(2016年時点)にものぼる。ソムフィの製品は「快適な暮らし」を提供するため「より快適に」を目指し続けた結果、今もなお新しい技術や製品を生み出し続けている。 |
採用職種 | マネージャー(カスタマーサービス&ロジスティクス部) |
ご利用いただいたサービス | Daijob.com、テクニカルサポート、RPO |
ソムフィ株式会社は、窓回りの電動化において幅広いソリューションを提案している。世の中の電動化やIT化が進むにつれて、暮らしの電動化を担うソムフィの製品は、ますます市場へと広がりを見せていきそうだ。今回、Daijob.comの求人掲載と合わせてRPOサービスをご利用いただいた管理本部の本部長・中田真介氏が、日本と海外を比較した暮らしの電動化の差異について話してくれた。
住まいの電動化で暮らしに自由を
中野(敬称略)「御社の様子を写真で見させていただきましたが、社員の方たちは仲が良さそうな雰囲気ですね」
中田(敬称略)「当社はホワイト企業であることが自慢で、“パールホワイト企業”と言っているくらいなんです(笑)。社員は基本的に定時内に仕事を終わらせることが多いですし、温和な人が多いですよ」
中野「良い社風ですね。取引先には大手企業様も多いですが、BtoBで商品を販売する方が多いのでしょうか?」
中田「BtoCが2割で、BtoBがほとんどですね。BtoBの中でもOEM(Original Equipment Manufacturer=他社ブランドの製品を製造)が多いです。当社名を表に出さず、お客様の製品の中に入る部品を扱うことがほとんどです。また本国やヨーロッパの方では防犯システムも取り扱っており、かなり力を入れています。ソムフィはドアやカーテン生地そのものは作っておりませんが、住宅に携わるものを電動化してシステムに取り込めるようにしています」
中野「各国で住宅の電動化は、どれくらい進んでいるのでしょうか?」
中田「例えば電動化シャッターの場合、海外での普及が9割を超えている国もありますが、日本での電動化は2割程です。日本での普及率が悪い原因であり、私たちのライバルでもある存在は、マニュアルシャッターなんです。日本のマニュアルシャッターは軽量なので、手動でも困らないほど高性能なのです。また、電動カーテンに関しては、海外と比較して窓が小さいので、電動化する必要がないとも言えます。
中野「確かにおっしゃる通りですね。今後日本での普及率は、どれくらい進むと思いますか?」
中田「日本でも5、6割程まで普及するのではないかと思っています。ウォシュレットやロボット掃除機のように、高級品の扱いから一般家庭にまで広がっていくのではないかと予想しています。まずは窓まわりの電動化をもっと認知させていきたいです。お客様から『シャッターを電動化にして本当に良かったと』とおっしゃっていただけることも多いですから」
中野「海外と日本を比べて、住宅の電動化普及に違いが出てくる理由は他にもあるのでしょうか?」
中田「私たちの製品に関する日本での二大問題は、“電波法”と“電圧”です。ヨーロッパでは家庭で200ボルト以上使える国も多いですが、日本は100ボルトがほとんどです。また海外で使っている電波を日本で同じように使うことも法律によりできません。ソムフィだけで商品を開発して電動化できても、それを使う環境に適応しないと実際には使っていただけません。今後、通信規格については世界統一の規格ができることを期待しています」
中野「御社の商品開発はすごくチャレンジングですが、市場シェアを大きく占める可能性がありますね! 」
頼まない理由はなかった…
中野「中田さんはこれまで、他社の人材紹介会社をご利用されていたようですが、今回初めて媒体であるDaijob.comを利用してみて、使い心地はいかがでしたか?」
中田「私がこれまで媒体を使わず人材紹介を使ってきた理由は、費用面の問題でした。人材紹介は採用成功した場合のみ費用をお支払いしますが、媒体を利用すると求人掲載した時点で費用が発生し、結果的に採用できないというリスクもあります。そこを今回は、人材紹介を利用した費用よりも安く採用成功できたので、すごく助かりました。私は管理業務の中でも経理を中心に担当しているので、なおさら嬉しいサービスでした」
中野「それは本当に良かったです。採用代行(RPO)サービスもご利用いただきましたが、ご感想を聞かせてください」
中田「一言で言うと癖になっちゃいそうです(笑)。Daijob.comの営業担当の高野さんとテクニカルサポート(TS)担当の清水さんはプロフェッショナルに採用業務をこなしてくれました。お二人が候補者で悩んだときも、素直に私の方へ確認してくれたので、むしろ安心してお任せできましたね。当社のようなブランド力が強くない企業で期待以上の応募があったのは、“求職者の登録数の多さ”を始め清水さんが作成してくれた会社紹介や募集要項の“ページ作成のセンス”のおかげだと思います。お二人は電話やメールの言葉にも気遣いがあって、気持ちよく取引ができました」
中野「ありがとうございます。今回のRPOサービスは、採用過程をすべてDaijob.comで担い、仕事の時間を採用担当者のコア業務に当ててほしいという願いが一番にあります」
中田「Daijob.comのRPOは、媒体込みで派遣社員を雇ったかのような動きをしてくれました。担当者は人材業界のプロとして経験もあったので、御社に頼まない理由はなかったです」
中野「2度目の求人掲載とRPOサービスもご依頼いただき、ありがとうございます」
外資系でも協調性を重視
中野「採用を進める上での課題は、何でしょうか?」
中田「当社の平均年齢が50歳なので、徐々に下げていきたいと思っています。また当社は、外資系企業ですが『結果がすべて』という社風ではありません。周りと足並みをそろえて進められるような協調性の高い人なのかどうかを、面接で見ています。候補者の経歴も大事ですが、ご本人の素質は面接で会話をしていると判明することが多いです。これまでの先輩たちが築いてきたソムフィの良い部分は残し、改善できる点は良くしていきたいと思います」
中野「中途入社の方は、どんな経歴の方が多いですか?」
中田「マネージャークラスは本社にレポートしなければならないので、英語が必須になります。本社がフランスなので、アメリカよりもヨーロッパの外資系で働いていた方が多いです。また営業は、商社ではなくメーカー系の経験者が多くいます。商社はクレームがあるとメーカーに流しますが、メーカーは、自分たちで解決をしなくてはいけません。日本と海外で品質管理に対する温度感が違うので、当社には日本とフランスの間に入ってその温度差を埋めるような対応ができる人が好ましいです」
中野「外資系企業では、各国での“当たり前”が通らないことが多いですよね。グローバル人材に特化している私たちも、ビザの規制緩和や種類の増加など世の中の流れが変わってきているので、グローバル人材の採用拡大に向けて、ますます良いサービスを提供していきたいと思います」
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ヒューマングローバルタレント株式会社 メディア営業部 マネージャー 中野 綾香