株式会社Xenoma(Xenoma Inc.)
社名 | 株式会社Xenoma(Xenoma Inc.) |
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取材対象者 | 取締役/経営企画部長:富取 裕香 氏(写真左) | 所在地 | 〒143-0013 東京都大田区大森4-6-15 テクノFRONT森ケ崎303 |
業種 | 衣服型ウェアラブルエレクトロニクスの開発・製造・販売 |
エリア | アジア 日本 東京都 |
企業紹介 | 株式会社Xenoma(ゼノマ)は2015年に設立。次世代スマートアパレル=IoT衣服「e-skin」の開発から製造販売および関連サービスの提供を行っている。「e-skin」は多種多数のセンサーやデバイスを搭載したウェアで、人の動きやバイタルデータ(脈拍、血圧、体温などの生体情報)を計測できる。フィットネスやヘルスケア、保育・介護の現場など、あらゆる社会の課題解決を担う可能性があり、さらに得られるビックデータを予防医療に活用することを目指している。「e-skin」は東京大学大学院工学系研究科の染谷隆夫教授による研究成果を実用化した製品である。 |
採用職種 | 海外営業 |
ご利用サービス | Daijob.com、運用代行 |
株式会社Xenomaはカメラを使わずに着用者の動きやバイタルデータをセンシングするスマートアパレル「e-skin」で、世界中から大きな注目を集めている。2017年には世界最大のコンシューマー・エレクトロニクスの見本市「CES」にて、「CES 2017 イノベーションアワード」を受賞。ディベロッパー向けの製品である「e-skin DK」の販売はすでにスタートしており、他にはセンサー技術を生かし寝ている赤ちゃんの姿勢をモニタリングするプロダクトも、保育園で導入されている。新進気鋭の開発を行う企業の採用状況はどうなっているのか? 短期間でスピード採用できたプロセスを聞かせていただいた。
求人掲載1カ月以内に2名の採用成功!
水野(敬称略)「Daijob.com経由で1カ月以内に2名の採用成功となりましたが、おめでとうございます!しかも応募数がとても多かったので、御社の『e-skin』という商材のおもしろさが際立っていたのかなと思います」
富取(敬称略)「実は営業担当の採用が予定より遅れていたので、Daijob.comさんに助けていただきました。当社は事業のキーワードに“Diversity & Weird”を掲げているのですが、アメリカと中国出身の2名が採用できたので、さらに社内を多様化できました。それに私たちの予想を上回る応募数の多さには、嬉しい悲鳴をあげたいくらいでした。海外から日本で働きたいという熱心な方が大勢いたので、個人的にも嬉しく思いました」
水野「これまでの採用で課題に感じていたことは、ありますか?」
富取「競合他社がほとんどない事業をやっているので、ピンポイントなスキルセットでの母集団を形成するのが難しいと感じることがありました。例えば、“データを扱ったことがある人”と言っても、広告系のデータを扱った人ではなく人間の動作や心電図のデータを測ったことがある人の募集になります。どうしてもマッチするスキルや経験が狭くなってしまうんです」
水野「今回Daijob.com経由で入社された2名の採用の決め手は、何だったのでしょうか?」
富取「1人は英語がネイティブで、営業向きのキャラクターだったからですね。もう1人は記者をされていた方なんですが、考え方がしっかりされているだけではなく、取材のために電話で多数のコンタクトをするなど、行動力に粘り強さがあると感じました」
水野「それはすごいですね! 既存メンバーで活躍されている方に、共通点はありますか?」
富取「主体性と行動力がある方ですね。人とうまくコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進められる人も、Xenomaで活躍しています。前職ではそれぞれに専門的な仕事をしていても、入社後にどんどん新しいことを吸収して業務の幅を広げる方もいらっしゃいます。スキルや専門性も大事ですが、積極性や行動力、コミュニケーション力も大事だと思います」
個人の常識を飛び越えるモノづくり
水野「御社は『e-skin』で急成長していらっしゃいますが、事業の強みは何でしょうか?」
富取「“スマートアパレル”というニッチな分野にも何社か競合がありますが、たくさんの機能を1着に統合できるのが他社さんにはないところですね。心電図を測るには医療機関を利用するのが一般的ですが、e-skinのシャツでも測定することができます。そのビッグデータを使って病気の事前予測までできるようになると、普段の生活やスポーツ、ゲームを楽しみながら同時にヘルスケアのデータを蓄積できます」
水野「アパレルやスポーツ、医療機関まで幅広い分野と提携ができる事業ですよね。事業内容の多様性と同じく社員の方もいろんなバックグラウンドのあるメンバーが集まっていますが、ダイバーシティな環境だからこそ社内で意識していることはありますか?」
富取「社内ではよく『積極的にはみ出そう!』と言っています。それぞれの仕事の範囲を明確に決めてしまうと、隙間ができやすくなってしまいます。メンバーがそれぞれ疑問に思うことは、お互い自由に言い合える雰囲気ですね。例えば、もともとファッションブランドのデザイナーだった社員も、電子回路をがんばって勉強してくれて電子回路の知識があるエンジニアとコミュニケーションをとりながら、ウェアをデザインしています。お互いに自分の常識を越えながら、1つのサービスを作り上げるところは私たちの仕事の醍醐味でもありますね」
水野「常識や意見が食い違うからこそ、自分にない部分を持っているお互いの存在を尊重できそうですよね」
富取「そうですね。ダイバーシティの環境ならではのモノづくりが、Xenomaでは可能です」
応募者を引きつけたキーワードとは?
水野「今後の事業展開について教えてください」
富取「まずはユーザーを着実に増やしていくことが目標です。グローバル規模で増やしていくことを考えています。2019年から2020年にかけては、大手アパレルブランドさんのお店で販売される予定やフィットネスジムで利用してもらう予定があります。e-skinを使うに当たって心理的なハードルが低くなるようなサービスから広めていこうと思っています」
水野「さまざまな分野との可能性があるので、数年後には今お話しされている分野とはまったく違うことに取り組んでいる可能性もありそうですね!」
富取「人の動きやバイタルのデータ解析を進めて病気との関連性が判明できれば、それを活用したサービスや開発ができるので、医療関係や栄養機関との取り組みも始まっているんです」
水野「引き続き、人材の募集も続きそうですね」
富取「そうですね。今回採用した営業職以外でも人材募集は続きます。Daijob.comさんの求人掲載では、企業のアピールポイントについての文面作成までお願いできたので、非常に助かりました。私がそのタスクを担ってしまうと、他の業務に追われて滞ってしまったかもしれません。しかも応募数が驚くほど多かったので、Xenomaを担当してくれたDaijob.com営業担当の高野さんとページを作成してくれた今城さんに、応募者を集める秘訣を教えていただきたいくらいです!」
今城(敬称略)「求人掲載のキーワードとして、『キャリアチェンジOK』『グローバル』『ダイバーシティ』『海外との関わり』を効果的に使いました」
富取「なるほど! 高野さんと一緒にスムーズな対応をしてくださり、ありがとうございました。私たちは英語力が高い人材をマストで採用したかったので、Daijob.comの登録者と当社のニーズがマッチしていたことも大きかったと思います。候補者のスカウトも自動送信ではないからこそ、返信率が高くて効率的に採用活動を進められました」
水野「母集団も形成しやすく、人材の質も量も高かったようですね」
富取「今回Daijob.comを通して採用活動を行って、日本で働きたいと思っている外国人の方がとても多いことを知ったので、もっと日本の企業で働けるようになるといいなと思いました。日本で英語教師をやっているだけではもったいないような経歴の方もいらっしゃいましたから」
水野「そうですよね。企業の方からも外国人の採用について相談を受けることが増えてきているので、引き続き御社を含め海外からの人材もDaijob.comが積極的にお手伝いできればいいなと思っています」
言語を活かし、グローバルに活躍したいバイリンガル人材専門の転職サイト「Daijob.com」を利用した求人広告掲載型の人材採用 |
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ヒューマングローバルタレント株式会社 メディア営業部 DR1課ジュニアマネージャー 水野 美由起