※撮影用にマスクを外していただきました。
カタニ産業株式会社(KATANI co.,ltd.)
取材対象者 | 海外営業課 マネージャー:石塚 鉄平 氏(写真:左)/ 海外営業課 ザビーネ 氏(写真:右) |
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所在地 | 〒920-0910 石川県金沢市下新町6番33号(本社) 〒112-0003 東京文京区春日1丁目9の28(東京支店) |
業種 | その他製造業 |
エリア | 日本 |
企業紹介 | 明治32(1899)年創業。金箔製造業として発足され、世界に誇る製箔技術を土壌に独自の開発で、時代に合った新たな箔の世界を作り上げてきた。昭和34(1959)年、合成樹脂フィルムによる金属蒸着箔の製造を機に、現在では国内外を問わず、家電、自動車、建材、印刷、化粧品、織物、工芸など、あらゆる分野に製品を提供している。 |
採用職種 | 海外営業 |
ご利用サービス | Daijob.com、RPO |
Daijob.comとRPOサービスをご利用いただいたカタニ産業株式会社様へ、営業部の青木愛子、山本真帆、ヤナ・ジディロウァーが訪問した。今回は採用をご担当された石塚様だけでなく、Daijob.com経由で入社されたザビーネ様にもインタビューさせていただき、コロナ禍の状況でも採用に成功した方法や、グローバルビジネスを進める上での大切なポイントなどを聞かせていただいた。
素晴らし過ぎる人材に大満足
青木(敬称略)「まず、Daijob.comをご利用いただいた感想を教えてください」
石塚(敬称略)「ご紹介いただいた候補者の方々は、全員が選考に困るほどの素晴らし過ぎる人物で、『こんなに良い人が集まるんだ!』と驚きました」
青木「それはすごく嬉しいです! RPOサービスもご利用いただきましたが、導入の決め手は何でしたか?」
石塚「当社のこれまでの採用状況から、転職媒体に求人を掲載するだけで採用成功するのは難しいと感じていたので、採用業務を代行してくれるRPOサービスはぜひ使ってみたいと思いました。RPO担当のヤナさんが、しっかりとフィルターをかけて選んでくださって、Daijob.comの登録者は、とても真剣に仕事を探している人が多い印象を受けました。自分にマッチしている仕事をするために、当社のことも熱心に知ろうとしてくれたので、とても気持ちの良い採用活動になりました」
ヤナ(敬称略)「私たちも、採用活動のプロセスごと一緒に楽しみながら伴走させていただきました」
石塚「採用成功の要因は、何よりもヤナさんと山本さんのおかげでもありますね。ザビーネさんのような本当に良い方に入社いただけて、すごく満足しています」
青木「個人的な感想ですが、海外から日本で働きたいと思ってやって来る多くの外国籍の方々は、仕事に対する責任感が人一倍強い気がします。コロナの影響で直接の対面が難しい状況ですが、今回の採用活動で工夫されたことはございますか?」
石塚「やはり対面の機会が減ると、候補者の人柄や内面について理解するのに難しさも感じました。ただし、理解するための表面的なツールが変わっただけで、当社で働きたいと思ってくださった候補者の方を理解したいと思う根底の気持ちは同じなので、さまざまな話をして理解が深まるようにしています」
来日後、謎だらけの毎日から語学を身に着け一変
青木「Daijob.com経由で入社されたザビーネさんは、どうしてカタニに入社を決めたのですか?」
ザビーネ(敬称略)「Daijob.comに登録してからカタニのことを知ったのですが、とてもオープンマインドで、ある意味日系企業らしくない会社だと思いました。コロナの感染が広がっている最中だったので、SkypeやZoomを利用してオンライン上で面接を進めていただけました」
青木「入社後、お仕事はいかがですか?」
ザビーネ「人柄や社風は最初からすごく良いイメージを持っていたのですが、仕事の内容について理解するのが難しかったです。どうやって仕事を進めていいのか本当に悩んでいた時期もありましたが、周囲の先輩たちが研修を開いてくださったり、『マイペースで、ゆっくりいこうね』と応援してくださったりしたので、間違いも恐れず仕事を続けることができました」
青木「ザビーネさんと御社は、社風もマッチしたようですね」
石塚「求人を掲載するときは、日本語力を特に期待していなかったのですが、ザビーネさんは日本語力が高く、日本人社員が英語で会話するよりもザビーネさんに日本語を使ってもらった方が、社内のコミュニケーションがスムーズに進むくらいです」
青木「ザビーネさんは、どうやって日本語を身につけたのですか?」
ザビーネ「日本で仕事を始める前に、大阪で留学していました。当時はまったく日本語ができなくて、日常生活の中でも困ることが多く、スーパーやバス停でも日本語がわからないので、謎だらけの国にいるようでした。そこで、積極的に日本のドラマを観たり日本の音楽を聴いたりして、生活の中にも積極的に日本語を取り入れて生活していました」
石塚「今は日本語がネイティブのメンバーよりも、日本語が上手なくらいですね(笑)」
グローバルビジネスで信頼関係を築くには?
青木「御社の事業についても、詳しく教えてください」
石塚「当社は伝統工芸の領域にある金箔の製造販売を始め、特に東京支社では、工業材料として当社の製品を提供させていただいていることが多いです。例えば当社の製品である『ホットスタンプ箔』は、家電製品や自動車の部品、化粧品や酒、菓子のパッケージや容器など、幅広い分野で活用されています」
青木「私たちが普段の生活の中で、目にしやすいものばかりですね」
石塚「そうですね。自分たちが関わった製品を自分の目で見ることができるので、日常生活の中でも仕事の成果を実感しやすいです。当社の事業の強みは、世の中のさまざまな製品に対して当社の製品や技術をどのように提供するといいのか、アレンジ力が高いところにあります」
青木「汎用性の高さは技術の高さとも言えますね。これまでの仕事で特に印象的だった仕事はどんなプロジェクトでしたか?」
石塚「大手日系メーカーさんから依頼を受けたテレビの生産をするプロジェクトのときに、お客様と一緒に世界中の工場を訪問しました。現場からたくさんのご意見を聞かせていただき、その中の8、9割がクレームではあったのですが(笑)、お客様によって使い勝手がそれぞれ違うので、製品を共に作り上げなくてはいけないと強く実感しました。クレームは不信感から始まりますが、その解決方法を作り出せたら、それは互いの信頼感に変わっていくと思います。クレームを乗り切ると次の仕事がいただけるので、ありがたいご意見でもあります」
青木「海外展開するにあたって、工夫していることはありますか?」
石塚「私たち海外営業部は、海外のお客様とのやりとりがメインになるので、日本式の考え方や習慣を押し付けるような固定概念を持たないように心がけています。国によって商習慣が違いますし、一人ひとりの考え方もさまざまです。こちらが柔軟になって仕事を進められるように意識して、お客様との信頼関係を大事にしていますね。お互いに信頼感を持てると、自然と次も一緒に仕事をしたくなると思います」
青木「今後は、どんな事業に力を入れていく予定ですか?」
石塚「コロナの影響下にありますが、もともとヨーロッパに力を入れていく予定がありました。ヨーロッパの西の方は情報の発信源としての役割が多く、東は生産拠点としての役割を担うことが多いので、各拠点を結びつけて線にして、それぞれの事業を強固にしていくような展開をしていきたいです」
青木「ドイツ出身のザビーネさんの能力が、さらに発揮されそうですね。私たちも、皆さんのご活躍を楽しみにしています!」
[インタビュアー]Daijob.com メディア営業部ジュニアマネージャー 青木 愛子(写真:左)
[企業担当] Daijob.com メディア営業部 山本 真帆(写真:右)、ヤナ・ジディロウァー(写真:右から2番目)
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