小菅：キャリアアドバイザーのスリパーチャン様に話をお伺いしたいのですが、今回、3ヵ月間で3名成約されました。採用成功した方の人物像について教えてください。

スリパーチャン：3名の内訳は、2名は海外営業で、英語ネイティブとベトナム語ネイティブ。もう1名はグローバルサポート職で、ベトナム語ネイティブの方でした。3名とも、日本語能力試験 JLPT 1級の保持者で、日本語でのコミュニケーション力が高く、また、日本で3～4年以上の社会人経験もあります。

小菅：スカウトから面談、内定までの期間はどのくらいでしたか？

スリパーチャン：海外営業職1名の方の場合は8ヵ月ぐらい。もう1名の海外営業職の方と、グローバルサポート職の方は1ヵ月ほどです。

中野：スカウトから内定まで1ヵ月という期間は、相当短いですね。スリパーチャン様が、工夫されているポイントなどありますか？

スリパーチャン：信頼関係を築くことが、内定までの早さにつながっていると思います。例えば、スカウトに対する返信がくると30分以内に連絡をするなど、安心感を与えるために早いレスポンスを心掛けています。また、私自身が海外出身のため、外国籍候補者の方に寄り添って、案件を紹介するだけでなく、将来的なキャリアも一緒に考えるようにしています。
仕事の話以外にも、物件や生活情報ついて、私の経験を踏まえてアドバイスをすることもあります。こういったカウンセリングをして、書類審査が通れば、そこを起点に、候補者と信頼関係を築いていけます。信頼感を得ると、年収交渉などもスムーズに進みます。その結果、スピーディに内定が決まります。

中野：成約するために、社内ではどのように情報共有されていますか？

小野：求人に対する候補者のマッチングを図る際は、少人数のグループですり合わせを行います。例えば、必ず成約させたい企業案件が発生した場合、キャリアアドバイザーを含む4～5人のメンバーを招集。ビデオ通話をつなぎっぱなしにして、質疑応答しながら、スカウト内容や求人内容の微調整をし、その場でスカウトメールを送ったり、企業とのやりとりを行います。コミュニケーションを活発に行うことは、成約するために大事なポイントだと思います。

小菅：Daijob.comを長い間ご利用いただいていますが、その理由は何でしょうか？

小野：他媒体と比較して、圧倒的な親和性の高さ。もう１つは、成功報酬型ではない分、費用対効果を測りやすいことが理由です。また、Daijob.comは、マーケティングや、サイト改善にも力を入れていらっしゃいますよね。データベースの豊富さが、弊社の実績として出ていると感じます。

中野：ありがとうございます。2023年度は広告投資を積極的に行っています。月間の新規の登録者は、昨年の平均は約4,200人でしたが、現在は約5,300人、下期は過去最高値である約7,500人を見込んでいるので、さらに新しい人材を採用する機会をご提供できるかと思います。また、サイト改善も頻繁に実施しています。つい先日も、レジュメバンク検索画面をリニューアルしたばかりです。採用決定数を増加させるために必要なスカウトメールの利用率をあげるべく、【より見やすく、使いやすい】レイアウトに変更しております。

小菅： Daijob.comのデータベースや機能について、他社様と違う点はありますか？

スリパーチャン：データベースについては、グローバル人材が多く登録されていると思います。私が担当している英語圏と東南アジアの登録者が多いので助かっています。また、昨年、アラビア語ネイティブ、トルコ語ネイティブの候補者の採用が決まりました。他媒体ではあまりない、珍しい言語ネイティブの求職者もいるので、とても利用価値が高いです。

機能面では、まず、条件を細かく設定できること。例えば、希望年収を50万円単位で設定できるので、より条件に合った候補者へのスカウトがしやすいです。もう１つは、スカウトメールが未読か既読か分かり、候補者の状況確認ができる点です。また、スカウトを受け取った候補者は、返信時に、年収や希望勤務地が違うなど辞退理由を選択することができます。辞退理由が把握できれば、別の案件でスカウトすることも可能です。

小菅：Daijob.comで一番活用している機能は何ですか？

スリパーチャン：スカウト再送信機能を頻繁に利用しています。未読候補者に対して再送すると、返信をもらえることが多いので。

中野：スカウトを再送すると、大体3%～5％ほど返信率が上がるので、引き続きどんどん送ってください。

小菅：Daijob.comに追加して欲しい機能などはありますか？

小野：「スカウトした人に似た人材です」という候補者リコメンド機能ですね。ある候補者に紐づいて、他の候補者が次々と表示されると、エンドレスにスカウトを打てるかもしれません。

スリパーチャン：あと、急募の場合に、離職中の方をより早くピックアップできるよう「現職」か「離職」かを、一目で分かる機能が欲しいです。離職の場合は、離職期間も分かればいいですね。

小菅：Daijob.comの営業サポートについて助かっている面はありますか。

小野：定例ミーティングで、とても細やかな分析、具体的なアドバイスをいただけるのはすごくありがたいです。ご担当者が「〇件の成約を達成するには、〇〇の行動量で、〇〇というプロセスが必要」と一緒にコミットしてくださり、とても助かっています。

小菅：最後になりますが、スリパーチャン様の今後の目標と、サーチチームとして成し遂げたいことをお伺いできますか。

スリパーチャン：本年度は、Daijob.com経由で8名成約できたので、今後は、毎月1名を目指します。1年で12名なので…、本年度はあと4名ですね。

小野：効率のよい集客を実現させるために、スカウトメール文章の改善をして、返信率20％を25%にアップ。独占メルマガ配信を有効活用。Hot Agentなどでの露出度アップ。この3つを実施して、サブスク型のDaijob.comを有効活用しようと思っています。

小菅：ありがとうございます！引き続き、採用成功率アップに向けて、サポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。