2017年1月 グローバル転職求人倍率1.13倍
※グローバル転職求人倍率:2ヵ国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需給バランスを算出したもの <転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>
◆職種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を職種別に見ると、「コンサルティング」が最も高く、前月比1.92ポイント増の3.92倍。次いで、「総務/人事/法務」が前月比1.35ポイント減の3.83倍、「財務/会計」が前月比0.84ポイント減で3.59倍となりました。
「コンサルタント」職が高倍率でNo.1となったのは初。中でも「人材紹介コンサルティング」職の求人数は過去最高となりました。「総務/人事/法務」職、「財務/会計」職については2カ月連続TOP3入りとなりました。この2職種は2013年8月以降、常に需要のある職種となっており、2016年度の倍率の平均値は「総務/人事/法務」が4.07倍、「財務/会計」は3.78倍と高倍率になっております。
◆業種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を業種別に見ると、「電気・ガス・熱供給・水道業」が最も高く、前月比3.50ポイント増の5.00倍と高倍率。求人数が前月比1.6倍に対し、該当する転職希望者数が半分に減少した事が高倍率の要因だと考えられます。次いで「金融業,保険業」は求人数が前月比91%と減少したのに対し、該当する転職希望者数は109%と増加したため、前月比0.42ポイント減の2.11倍、「製造業」は5カ月連続TOP3入りで、前月比0.89ポイント減の2.04倍となりました。
転職希望者の新規登録数が年末で下げ止まり、2017年1月は前月比で1.35倍に増加いたしました。12業種中10職種で倍率が下がりましたが、その中で「電気・ガス・熱供給・水道業」が3.50ポイント増、「宿泊業,飲食サービス業」で0.03ポイントの微増と2業種にて倍率が上がりました。2015年、2016年のトレンドと同様に推移した場合、2月度はさらに新規登録数が増加し、倍率が下がるのではないかと考えられます。