[※2023.10.30に一部修正]
人材確保や物価上昇により、賃上げを実施・検討している企業が増えています。「東証プライム上場企業の2023年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査(※1)」によると、上場企業 118 社(全産業)の夏のボーナス平均支給額は、 79万4008円、対前年同期比 1.5%増と発表がありました。夏の賞与後、転職を検討する人が増えるため、5月以降は全体的に活発化する可能性が高くなります。それでは、5月の“グローバル人材の動向(※2)” はどうなったのか、見ていきましょう。
※1 一般財団法人労務行政研究所「東証プライム上場企業の 2023 年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」2023年5月10日 参照
※2 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向
・前月比は、半分以上で活発化、特に「エグゼクティブ/経営」(+22.7%)が目立つ
・前年同月比は、半分以上で活発化、3職種は35%以上の大幅プラス
前月比は、半分以上で活発化、特に「エグゼクティブ/経営」(+22.7%)が目立つ
前月比は、先月の鈍化傾向から回復し、8職種で活発化。中でも、「エグゼクティブ/経営」(+22.7%)大きく活発化しました。
半分以上で活発化、3職種は35%以上の大幅プラス
前年比においても、3月・4月では、半数以上が鈍化傾向でしたが、今回は回復し、半数以上で活発化しました。「IT関連」(+ 45.7%)、「アドミン系」(+ 40.1%)、「企画/マーケティング/PR」(+ 37.2%)では、35%以上の増加がありました。一方、「コンサルティング」(- 31.2%)は、3・4月に引き続き大幅なマイナス傾向となっています。
ゴールデンウィークなどの大型連休があったにも関わらず、2023年の5月は前月比も前年同月比も全体的に活発化しました。また、Daijob.comにおいても新規登録者が直近3ヵ月平均で5,231人/月と同期比152%伸長しています。これから夏休みシーズンまでの間、求職者も積極的に動くことが予想されますので、引き続き、動向をチェックしてください。
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