2024年3月、グローバル人材の求職者動向は、前月比は半数の職種が活発化、「コンサルティング」の鈍化が目立つ

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いよいよ新年度がスタートしました。今年は満開の桜のもと、入社式や入学式を迎えることができましたね。
さて、先日、2024年春闘にて、2620社の賃上げ率の発表がありました。賃上げ額は平均で月額1万6037円、賃上げ率は5.24%。こちらは1991年以来33年ぶりとなる5%超えの水準を維持しています。また、このうち、従業員300人未満の中小企業1600社の賃上げ額は、平均で月額1万2097円、率にして4.69%。こちらも比較できる2013年以降で最も高くなっています。また、賃上げにあわせ、各企業は若手確保のため、新卒初任給もアップした企業が相次ぎ、話題となりました。賃上げは今後も続く見込みで、人材獲得競争がますます激しくなる模様です。

それでは、2024年3月の“グローバル人材の動向(※1)” はどうなったのか、見ていきましょう。

※1 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・前月比は半数の職種が活発化、「コンサルティング」の鈍化が目立つ
・前年同月比は5職種でプラス数値、2月同様「コンサルティング」「クリエイティブ」が特に活発化

前月比は半数の職種が活発化、「コンサルティング」の鈍化が目立つ

6職種で活発化しました。「クリエイティブ」(+ 3.8%)、「金融/保険/不動産系」(+ 8.9%)は前月ほど高い活発化率ではないものの、今年1月からプラスが続いています。一方、先月から一転、「コンサルティング」(-23.2%)、「IT関連」(-11.1%)、「電機・機械」(-11.9%)、「企画/マーケティング/PR」(-10.1%)は10%以上鈍化しました。

前年同月比は5職種でプラス数値、2月同様「コンサルティング」「クリエイティブ」が特に活発化

3ヵ月連続で「クリエイティブ」(+ 33.9%)、「コンサルティング」(+ 17.7%)、「企画/マーケティング/PR」(+3.6%)が活発化しています。特にクリエイティブは、引き続き大幅プラスになりました。鈍化率が高かった職種は、「金融/保険/不動産系」(- 25.8%)。その他6職種が鈍化傾向となりました。

1月以降、大手ITエンターテイメント企業がDaijob.com内での露出を上げていた影響が残り、前月比、前年同月比とも、「クリエイティブ」が活発化しています。

2月・3月上旬では、3月からの入社に間に合うよう、駆け込み応募が増え、全体的に活発化しました。ただ、特に3月後半からは新年度からの中途・新卒採用の受け入れに注力するため企業の採用活動は鈍化。また、同様に、求職者の就職活動も落ち着いた結果となりました。
 
 
  

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