日本では、全国的にコロナウイルス対策による緊急事態宣言が解除されましたが、コロナと共存していく“新たな日常”をどう過ごしていくのか、多くの国々で目下の課題となっています。コロナ以前まで拡大傾向にあったグローバル人材市場は、今後どのような動きになっていくのでしょうか? これからの動きを探るため、BeforeコロナとAfterコロナの求職者動向※を昨年のデータと比較しながら求職者の傾向をお伝えします。
※【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向
【主なトピック】
・5月は多くの職種で4月よりも活発化
・3月・4月の昨年比は「営業」や「教育/トレーニング/語学系」等が大幅に活発化
・グローバル人材の母数は昨年比で底上げ
・5月は多くの職種で4月よりも活発化
・3月・4月の昨年比は「営業」や「教育/トレーニング/語学系」等が大幅に活発化
・グローバル人材の母数は昨年比で底上げ
5月は多くの職種で4月よりも活発化
まず直近の5月は、前月4月と比べて「電気・機械」「マーケティング/PR」を除いて、全体的に活発化の傾向にあります。特に活発化してるのは「クリエイティブ」「金融/保険/不動産系」の2職種です。
昨年と比べたAfterコロナの動き
世界各国で外出禁止や外出制限を出す国が増えた3月、日本でもリモートワークに切り替わる企業が増えました。採用活動もオンライン面接に切り替えた採用担当者が多かったのではないでしょうか? 昨年と 比べた3月の求職者の動きは「マーケティング/PR」以外の職種別で活発化の傾向が見られました。
4月は「エグゼクティブ/経営」が昨年と比べて鈍化しており、「営業」や「電機・機械」、「教育/トレーニング/語学系」などが、昨年より大幅に増加しています。外出自粛の長期化も予想され始めた期間に、今後の仕事やライフスタイルについて改めて考え直した方も多かったと思います。
日本全国各地で緊急事態宣言が徐々に解除され始めた5月も、昨年と比べると4月と同様に「営業」や「電機・機械」「教育/トレーニング/語学系」などは大幅に増加していました。3月と4月は昨年よりも変化が少なかった「アドミン系」も、5月は大きく増加しました。
Beforeコロナの求職者動向を振り返ると…
昨年3~12月までを全体的に振り返ってみると、特に求職者の動きが活発になったのは、5~7月、9月でした。最も求職者の動きが活発になったのは、いくつかの職種別に見ると、「営業:6月」「IT関連:11月」「教育/トレーニング/語学系:12月」「マーケティング/PR:7月」「電機・機械:11月」となりました。コロナ以前は多くの求職者が、秋に向けて積極的に行動していました。
また、求職者の総数を昨年と比較してみると以下のように全体的に増加しており、グローバル人材の母数が底上げされていることがわかります。
誰もが先行きを予測することが難しい状況ですが、今後の事業展開を担う人材獲得をサポートすべく、Withコロナ時代におけるグローバル人材市場の動向を今後もお伝えしていきます。