求人倍率前月比を上回る業種が8割。昨年8月から年間の業種別推移を算出。
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠原 裕二)は、2014年7月末時点でのグローバル転職求人倍率をまとめました。
ここでいうグローバル転職求人倍率とは2か国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人とそのスキルを持つ転職希望者の需要バランスを算出したものを指しています。<転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>
グローバル転職倍率を職種別で見てみると、「総務/人事/法務」が4.85倍でトップ。2013年8月以降、過去最高の高倍率となりました。次いで「機械(自動車/プラント/精密機器)技術系」が4.38倍、「マーケティング/PR」が4.17倍で着地致しました。7月度はトップ3の職種が全て4倍を超える高倍率となりました。これは昨年11月以来となっております。
また、「カスタマーサービス」に関しては初めて倍率が1倍を超えました。対象となる転職希望者が3分の1以下に減少している事が原因であると言えます。
グローバル転職倍率を業種別に見てみると、「金融業・保険業」が2.69倍でトップ。次いで、「農林水産・鉱業」が2.36倍、「製造業」が2.24倍と続きました。7月は「情報通信業」と「電気・ガス・熱供給・水道業」を除いて、10業種に於いて前月の倍率を上回る結果となりました。
業種別グローバル転職求人倍率の推移を見てみると、昨年の8月以降減少傾向だった、「製造業」、「卸売業、小売業」では2014年2月以降増加傾向に転じております。「宿泊業、飲食サービス業」、「医療、福祉」については、倍率自体が高くないものの、2014年2月と比較すると2倍以上に増加しております。
7月度は全体でのグローバル転職求人倍率も1.71倍と昨年11月以来の高倍率となりました。2014年5月度は前月比3%下回りましたが、2014年2月以降、全体的に倍率は上昇傾向にあると考えられます。