2020年11月、グローバル人材の求職者動向は「サービス/リテール系」が奮闘

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下半期の人事異動が落ち着き、体制強化のために新たな人員募集に乗り出す企業も多い11月。2020年11月のグローバル人材の求職者動向※は、活発化していた前月に比べ鈍化傾向が見られました。

※英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・10月と比べ鈍化傾向に
・「サービス/リテール系」が奮闘

10月と比べ鈍化傾向に

2020年10月は12業界中10業界がプラスを記録しましたが、11月は7業界のみにとどまりました。11月は「金融/保険/不動産系」が大きく盛り返した一方で、「営業」「エグゼクティブ/経営」「コンサルティング」が10%以上、「クリエイティブ」に至っては20.8%のマイナスとなりました。

2020年11月の職種別「求職者数」動向比較(前月比)

「サービス/リテール系」が奮闘

前年同月比においても全体的に成長が後退し、「IT関連」と「電機・機械」が50%を超えるマイナスに転じました。そのような中、「サービス/リテール系」が10月、11月と2か月連続で前月比・前年比ともにプラスとなりました(前月比+2.9%、前年比+0.8%)。同業界は8月と9月にマイナス成長を記録したものの、わずかながら上昇を保ち奮闘しています。「営業」「クリエイティブ」も健闘しました。

2020年11月の職種別「求職者数」動向比較(前年比)

新型コロナウイルス感染症がふたたび拡大しはじめた2020年の11月は、求職者の動きが約半数の業界で鈍化したことがわかりました。
先が見えにくい中でも、転職活動のスタートを決心する求職者が増加する年末年始休暇が近づいています。年明けからスムーズに選考を進めるためには早めの準備が必要です。グローバル人材の獲得について、ぜひ一度ご相談ください。