2021年2月、グローバル人材の求職者動向は後退。しかし前年比では16パーセント増

photo
2021年2月のグローバル人材の求職者動向※は、全体的に活発化した1月と比べ後退しました。しかしながら、前年同月比では9業界で平均16%を超える成長を見せるなど、コロナ禍にあっても確かな成長を記しています。

※英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・ほぼすべての業界で後退
・9業界の平均成長率が前年比16%超え

ほぼすべての業界で後退

前月はプラスに転じた9業界の平均成長率が+19.3%と大きく成長しましたが、2021年2月はほぼすべての業界でマイナスに転じました。
前月は+33.6%だった「営業」が-8.4%に、+22.8%だった「マーケティング/PR」は-7.7%に、+15.9%だった「サービス/リテール系」に至っては₋10.6%と大きく後退しました。一方で、前月に+8.7%だった「電機・機械」は+33.3%と大きな成長を見せました。

9業界の平均成長率が前年比16%超え

前年同月と比べると、9業界で大きな成長が見られました。その中でも「電機・機械」は+48.7%と驚異的な伸びを見せ、「その他の職種」は+38.6%、「金融/保険/不動産系」は+18.2%、「営業」は+11.6%と9業界平均で16%を超える成長率を記しました。
「教育/トレーニング/語学系」「マーケティング/PR」「サービス/リテール系」「IT関連」「アドミン系」などは+5%を超えるなど、コロナ禍にあっても着実な成長を見せました。

 

4月の新年度始まりに向けて各社の採用活動と求職者の転職活動が活発化した2021年1月に比べると、成長が鈍化した2月でした。それでも前年同月比では多くの業界でプラスに転じるなど、全体としては底上げのフェーズに入っていると言えるでしょう。