2021年4月、新年度を迎えてグローバル人材の求職者動向は全体的に鈍化

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年度の切り替わりも過ぎて、新体制によるオフィスの動きはいかがでしょうか? 4月は多くの業界で活発化していたグローバル人材の求職者動向が、全体的に鈍化傾向になっています。業界別に異なる鈍化傾向を見ていきましょう。

※英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・全業界で鈍化
・4職種で活発化

全業界で鈍化

2020年12月~2021年3月にかけて、全体的に活発化していましたが、4月はすべての職種でマイナスとなりました。特に「コンサルティング」(-40.2%)、「電機・機械」(-38.9%)、「エグゼクティブ/経営」(-30.5%)が大きくマイナスに転じています。「電機・機械」は2カ月連続で鈍化傾向にあります。

 

4職種で活発化

前月比は全体的に落ち込んでいましたが、昨年の4月と比較すると、以下4職種が上昇傾向にあります。「教育/トレーニング/語学系」(+14.1%)、「アドミン系」(+13.5%)、「クリエイティブ」(+37.2%)、「金融/保険/不動産系」(+7.7%)。

 

4月は人材の入れ替わりがひと段落つくタイミングでもあり、全体的に鈍化傾向となりました。コロナ以前は、ここから7月、9月、10月に向けて大きな動きが出てきていたため、2021年も同様の傾向が予想されます。

2021年4月に発表された厚生労働省の発表によると、2021年3月の企業からの新規求人は前年同月比で15カ月連続の減少傾向ですが、求職者の動きは活発化している時期も多いため、必要な人材は計画的な採用活動で確実に獲得していきましょう。