2021年8月、グローバル人材の求職者動向は一部の職種で活発化

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今なお、日本国内では一部の地域で緊急事態宣言が解除されていない状況ではありますが、企業からのDaijob.comへの求人相談は引き続き増加傾向にあり、海外勤務の求人案件も徐々に回復してきています。厚生労働省が発表している有効求人倍率は、6月から増加傾向にありますが、最新のグローバル人材の動向がどうなっているか見てみましょう。

※英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・「IT関連」が4カ月連続で増加中
・3職種で20%以上の活発化

「IT関連」が4カ月連続で増加中

約3ヵ月にわたって、求職者の動きは全体的に活発化が続いていましたが、8月は半分の職種で鈍化傾向が見られました。特に「サービス/リテール系」(-18.2%)は、2ヵ月連続で下降中です。そのような状況の中、「金融/保険/不動産系」(+3.6%)は3ヵ月連続、「IT関連」は4ヵ月連続で増加中です。

 

3職種で20%以上の活発化

7月は、3職種を除いて鈍化傾向にありましたが、8月は半数が活発化しており、増加率も拡大しました。特に、「電機・機械」(+37.5%)、「クリエイティブ」(+22.9%)、「金融/保険/不動産系」(+27.9%)の3職種で20%以上も活発化しています。

 

以前から、日本国内のIT人材不足が叫ばれていたこともあり、日本国籍に限らずグローバル人材や外国籍のIT人材ニーズが増加中です。コロナ下の転職は、給料以上にテレワークの有無や労働時間の自由度のような職場環境も、入社を決める大きな要因になるため、柔軟性を持った戦略で優良人材を獲得していきましょう。