2017年7月 グローバル転職求人倍率1.56倍
※グローバル転職求人倍率:2ヵ国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需給バランスを算出したもの <転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>
2017年7月のグローバル転職求人倍率は、前月比0.02pt減少したものの、ほぼ横ばいの1.56倍となりました。求人数は前月より7.0%増え、2013年の調査開始以来2番目の高水準で、人手不足感の強まりに伴い、企業の採用意欲は依然として強く、グローバル人材の「売り手市場」が続く見通しです。
◆職種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を職種別に見ると、TOP3は「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」、「電機(電気/電子/半導体)技術系」、「クリエイティブ(インターネット関連)」となりました。「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」は、6ヵ月連続のランクイン。求人倍率6倍以上で高止まりしています。 また22職種のうち、半数の11職種で前月より求人数が増加。特に「クリエイティブ(インターネット関連)」は前月比183.3%増、「金融/銀行/証券/保険関連」は前月比169.2%増、「カスタマーサービス」は前月比137.5%増と大きく伸長しました。
◆業種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を業種別に見ると、TOP3は「電気・ガス・熱供給・水道業」、「農林水産・鉱業」 、「情報通信業」となりました。「農林水産・鉱業」は、求人倍率が前月より1.14ポイント減少したものの、求人数に対して転職希望者が少ないことから、依然として高水準で推移しています。 また求人数は、12業種のうち8業種で増加。「医療、福祉」が前月の約10倍、前年同月と比較しても4倍近く増えたほか、「金融業、保険業」で前月比58.2%増、「電気・ガス・熱供給・水道業」で前月比36.4%増と伸びています。