2017年10月グローバル転職求人倍率1.55倍
※グローバル転職求人倍率:2ヵ国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人と、そのスキルを持つ転職希望者の需給バランスを算出したもの <転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>
2017年10月のグローバル転職求人倍率は、前月比0.22pt増の1.55倍となりました。好調な企業業績を背景に、求人数は前月比3.8%増と、引き続き求人需要は旺盛となりました。ただ例年はこの時期活発な動きがみられる求職者数については、好調な企業業績を背景に現職企業の待遇改善が進み転職そのものに慎重になったためか、動きが鈍化しました。
◆業種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を業種別に見ると、TOP3は「電気・ガス・熱供給・水道業」、「製造業」、「農林水産・鉱業」となりました。12業種のうち、「製造業」、「卸売業、小売業」、「金融業、保険業」、「建設業、不動産業、物品賃貸業」、「電気・ガス・熱供給・水道業」、「運輸業、郵便業」、「学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業」、「サービス業」の8業種で求人倍率が上昇しました。
また求人数は「卸売業、小売業」、「宿泊業、飲食サービス業」、「情報通信業」、「農林水産・鉱業」の4業種を除く8業種で、前月より増加しました。特に「製造業」では、前月比6.9%増となり、自動車・輸送機器メーカーや製薬メーカーで採用が活発になっています。
◆職種別グローバル転職求人倍率
グローバル転職求人倍率を職種別に見ると、TOP3は「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」、「電機(電気/電子/半導体)技術系」、「財務/会計」となりました。求人数では、「メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系」が今年7月に続いて過去最高を記録したほか、「IT技術系」、「マーケティング/PR」、「営業」の求人数も引き続き堅調に推移しています。