日本政府は2022年を「スタートアップ創出元年」として、スタートアップを5年で10倍に増やす「スタートアップ育成5ヵ年計画」を打ち出し、過去最大規模となる1兆円の予算が審議されています。弊社では、Daijob.com登録者を対象に、先月、スタートアップへの就労意欲について独自調査を実施。スタートアップに好意的な人は、現職より給料が下がっても、希望する仕事であれば 55%が転職を検討しているなど、積極的なグローバル人材が多い結果となりました。他にも興味深いデータが出ているので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、11月の“グローバル人材の動向(※1)”をお伝えします。
※1 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向
・前月比は、3職種を除いて活発化。特に「電機・機械」、「エグゼクティブ/経営」、「コンサルティング」で大幅増加。
・前年同月比は、全体的に鈍化傾向、「教育/トレーニング/語学系」のみ増加
前月比は、3職種を除いて活発化。特に「電機・機械」、「エグゼクティブ/経営」、「コンサルティング」で大幅増加
11月は3職種以外、いずれも活発化傾向に戻り、全体的にやや鈍化していた10月から持ち直しました。特に「コンサルティング」(+ 44.7%)、「電機・機械」(+ 22.6%)、「エグゼクティブ/経営」(+ 19.7%)、では大幅な増加が見られました。また、「企画/マーケティング/PR」(+ 15.5%)は、10月に引き続き活発化傾向が続いています。
前年同月比は、全体的に鈍化傾向、「教育/トレーニング/語学系」のみ増加
前年同月比は10月に続いて全体的に鈍化傾向となりました。「教育/トレーニング/語学系」(+ 10.3%)は、11ヵ月連続増加しており、安定して活発な傾向が続いています。
前月比が全体的に活発化したのは、今年の6月ぶり。一方、前年同月比については、2022年に入って「教育/トレーニング/語学系」が活発化しているものの、他は全体的に鈍化傾向が続いています。残すところ2022年もあと1ヵ月。今年はコロナで停滞していた経済がようやく動き出しましたが、物価が約30年ぶりに上昇するなど、生活・仕事に大きな変化をもたらした年でした。今後の人材動向も引き続きチェックして、来春の採用計画にお役立てください。