2022年12月、グローバル人材の求職者動向は例年同様、全体的に鈍化傾向

Closeup of two content adult business men sitting at table, using tablet computer, working with documents and discussing them in cafe

2023年がスタートしました。過去2年間では、新型コロナウィルスの流行により雇用や働き方に大きな変化をもたらしました。兼業・副業を許可する企業が増えたり、在宅勤務が可能になったりと、以前より選択肢が増え、日本政府も積極的に人への投資・リスキリングの促進をスタートさせています。2023年はその流れを受けて、人材の流動がさらに活発化するのではないかと予想されます。
それでは、昨年12月の“グローバル人材の動向(※1)”を振り返ってみましょう。

※1 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・前月比は、「サービス/リテール系」「その他の職種」の2職種のみ活発化
・前年同月比は、全体的に活発化傾向。3職種で20%以上のプラス数値に

前月比は、「サービス/リテール系」「その他の職種」の2職種のみ活発化

11月から大きく変わり、2職種を除く他の職種は鈍化傾向へ転じました。その中でも、「サービス/リテール系」(+ 9.0%)、「その他職種」(+ 1.1%)は、活発化しました。

前年同月比は、全体的に活発化傾向。3職種で20%以上のプラス数値に

前年同月比は、2022年5月〜11月まで、全体的に鈍化傾向が続いていましたが、今月は逆転。12職種中7職種が活発化しました。特に、「エグゼクティブ/経営」(+ 24.8%)、「教育/トレーニング/語学系」(+ 23.8%)、「サービス/リテール系」(+ 21.4%) の3職種では、20%以上の活発化が見られました。

前月比においては、例年同様、12月はクリスマスや年末などを挟むため、求職者の動きが全体的に鈍くなる結果となりました。1月からは、新たな目標を設定し、それに向かって転職活動を始める求職者が増えることが予想されます。今後の求職者動向もチェックいただき、ぜひ、御社の採用計画にお役立てください。