2023年2月、グローバル人材の求職者動向は一部の職種で活発化

Feb2023
2023年1月末に厚生労働省から発表された情報によると、2022年10月時点の「外国人雇用状況」は、外国人労働者数が182万人で、前年比95万人増加。2007年に届出が義務化されて以降、過去最高を更新したようです。加えて、「外国人を雇用する事業所」も増えています。(※1)

昨年12月から弊社では対面型キャリアフェアを再開し、先月2月の開催したフェアでは「各企業ブースの訪問者平均着座数 57 名」、「採用見込みの求職者と出会えた企業 100%」といった反響がありました。(※弊社実施のアンケート結果より)こういったイベントでは、日本人・外国籍のグローバル人材の動きをライブで「活発化・鈍化」傾向を感じることができます。2月の“グローバル人材の動向(※2)”はどうなったでしょうか。早速見ていきましょう。

※1 厚生労働省「「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和4年10月末現在)」参照
※2 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・前月比は、一部の職種で活発化
・前年同月比は、1月に引き続き、全体的に活発化傾向

前月比は、一部の職種で活発化

1月は全体的に活発化傾向でしたが、2月に入り、およそ半分の職種で鈍化傾向へ転じた中、「コンサルティング」(+ 10.9%)、「クリエイティブ」(+ 15.9%)の2職種は、10%以上増加しました。

前年同月比は、1月に引き続き、全体的に活発化傾向

前年同月比は1月同様、4職種を除き、全体的に活発化傾向になりました。「企画/マーケティング/PR」は、前月の(+ 22.2%)に引き続き、今月も(+ 34.3%)と大幅に活発化しております。一方、「電機・機械」(- 32.9%)、「金融/保険/不動産系」(- 20.8%) は、1月からさらに鈍化傾向が進みました。

4月の新年度に向けて、2023年1月は求職者の動きが活発になりましたが、2月は比較的落ち着いた月になりました。今年は、アフターコロナ、最初の新年度を迎えます。新型コロナの影響により環境が変化し、採用方針やカルチャーが変化した企業も少なくありません。同様に、グローバル人材の動きにも変化が出て、例年とは違う動きになることも予想されますので、今後の求職者動向データもご活用ください。