2023年10月の訪日外国人旅行者数が、コロナ後で初めて2019年の実数を上回り、2019年10月と比べて0.8%増の251万6500人となりました。韓国が3.2倍の63万1100人と最も多く、アメリカやスペインなど14ヵ国・地域からの訪日客数が、10月として過去最高を記録しました。Daijob.comでは、9月に「ホスピタリティ」業界に特化した転職イベントも開催し、500名以上ものグローバル人材が来場しました。グローバルに、物理的な人の動きが増加傾向にありますが、10月の“グローバル人材の動向(※1)” はどうなったのか、見ていきましょう。
※1 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向
【主なトピック】
・前月比は4職種で活発化、「金融/保険/不動産系」が8.3%で最も増加
・前年同月比は6種が活発化、「コンサルティング」が51.2%の大幅アップ
・前月比は4職種で活発化、「金融/保険/不動産系」が8.3%で最も増加
・前年同月比は6種が活発化、「コンサルティング」が51.2%の大幅アップ
前月比は4職種で活発化、「金融/保険/不動産系」が8.3%で最も増加
10月は1年のうちで、人材の動きが活発化する9月と比べると、例年通り、全体的に鈍化傾向が多く見られました。4職種(「営業」「IT関連」「エグゼクティブ/経営」「金融/保険/不動産系」)で、活発化の傾向が見られましたが、すべて10%未満に留まりました。
今月、最も増加していたのは「金融/保険/不動産系」でしたが、「金融」に関しては、2023年6月に日本政府が「資産運用立国」の実現を掲げた影響も考えられます。金融庁から、資産運用会社の経営強化が求められており、海外の資産運用会社の参入が促進されていくため、「金融」関連のグローバル人材の流動が、高まっていくことが予想されます。
前年同月比は6種が活発化、「コンサルティング」が51.2%の大幅アップ
前年同月比は6職種で活発化し、「コンサルティング」(+ 51.2%)が最も多く、「IT関連」(+46.8%)、「その他の職種」(+ 10.1%)、「エグゼクティブ/経営」(+10.0%)、「企画/マーケティング/PR」(+7.9%)、「サービス/リテール系」(+7.1%)の順で増加しました。「電機・機械」(-21.0%)が、大幅に落ち込んでいるものの、昨年の10月頃は、コロナ禍による一時的な需要減少からのニーズ回復だったと見られます。
Daijob.comの10月の新規登録者は、前年同月比で152%増、日本国籍の日英バイリンガル人材が128%増、新たな履歴書公開数が152%増となりました。弊社は、英語力のある人材のキャリアについて、メディアから取材が続くなど、グローバル人材が集まっている媒体として、認知を高めています。グローバルビジネスを展開する企業のニーズにマッチした人材が豊富ですので、引き続き、ご利用をお待ちしております。
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