2023年11月、グローバル人材の求職者動向は4職種で活発化、「金融/保険/不動産系」が23.1%と大幅増加

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11月10日に株式会社第一生命研究所が民間企業の「2023年・冬のボーナス予測」を発表。前年比 +2.1%と3年連続の増加予想でした。法人企業統計ベースでは、原材料高騰などがあるものの、価格転嫁が進み、4〜6月の経常利益が前年比11.6%と増加。利益水準も高く、従業員へ還元される結果となったようです。また、人材が企業から離れてしまうのを防ぐため、ボーナスの引き上げを実施するという見方もあります。そんな中、11月の“グローバル人材の動向(※1)” はどうなったのか、見ていきましょう。

※1 英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向

【主なトピック】
・前月比は、10月同様 4職種で活発化、「金融/保険/不動産系」が23.1%と大幅増加
・前年同月比は、4職種が活発化、「営業」「IT関連」が20%以上アップ

前月比は、10月同様 4職種で活発化、「金融/保険/不動産系」が23.1%と大幅増加

10月の前月比と同様、4職種以外は鈍化傾向になりました。その中でも一番増加率が大きかったのは「金融/保険/不動産系」の(23.1%)でした。また、「営業」「金融/保険/不動産系」とも、9月以降活発化傾向が続いています。

10月の動向で、日本政府による「資産運用会社の経営強化」の影響で、「金融」職種の人材流動が高まると予測を述べましたが、引き続き、11月分も大幅に増加中です。2023年12月7日付の日本経済新聞でも、三越伊勢丹ホールディングスが、不動産や金融など百貨店以外の知見を持つ専門人材を増やす方針であることについて、取り上げられていました。

前年同月比は、4職種が活発化、「営業」「IT関連」が20%以上アップ

前年同月比においても全体的に成長が鈍化。「電機・機械」が(-45.6%)と大幅に落ち込み、次いで「企画/マーケティング/PR」(-24.2%)が目立ちました。そんな中、「営業」(+27.5%)、「IT関連」(+ 28.0%)の20%以上の増加、続いて「サービス/リテール系」(+ 10.3%)、「クリエイティブ」(+ 6.3%)と奮闘しました。

「営業」は、「マーケティング営業」や「IT企業」での営業職求人が増えています。昨年は、まだコロナの影響が残っており、グローバルビジネスの見通しが不安定でしたが、今年は越境ビジネスが再び盛んになっていることが、影響していると考えられます。

なお、今年の1月から「IT関連」は活発化傾向が続いており、IT人材はよりよい職場を求めて流動的に動いていることが伺えます。

11月は一部職種では大幅な増加率が見られたものの、全体的に鈍化傾向になりました。11月、12月は年末に向けて、企業も休みに入っていくこともあり、実際のアクションは取らないものの、年内に次の転職先を見つけたいと考える求職者が存在します。また、冬の賞与支給後を見据えて動き出す方も多くなります。その中で、他社とどう差別化して求職者へ効率よくPRするか、お悩みの際はぜひ一度、弊社へご相談ください。

 
 
  

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