アフターコロナの社会の動きについて、さまざまな情報が飛び交っていますが、グローバル人材(※)の転職動向は現状どうなっているでしょうか? 採用活動にウェブ面接を取り入れたり、採用後にはオンラインで研修を行ったりするなど、採用現場を新しく整え直している企業が多い中、グローバル人材は引き続き転職に向けて活動し続けています。
※英語・日本語共にビジネスレベル以上の人材に絞った【Daijob.com登録者で求人応募歴あり、スカウト「興味あり」返信歴あり】の動向
【主なトピック】
・6月は「IT関連」が大きく活発化し、複数の職種で減少傾向が見られる。
・昨年の同月比は、5月の動きよりも6月は沈静化の傾向あり
・6月は「IT関連」が大きく活発化し、複数の職種で減少傾向が見られる。
・昨年の同月比は、5月の動きよりも6月は沈静化の傾向あり
6月は「IT関連」が大きく活発化、複数の職種で減少傾向
6月は、前月5月と比べて特に「IT関連」が増えています。5月も(+12.2%)と増加していたため、さらに求職者の動きが増加傾向となっています。減少しているのは「営業」「電機・機械」「金融/保険/不動産系」「その他の職種」の4種類。5月の時点で「営業」は(+16.0%)と活発化していましたが、今月はマイナスまで落ち込むほど鈍化しているため、求職者の動きに波があるようです。
(参照:HRClub「2020年5月、コロナ禍におけるグローバル人材の求職者動向」)
昨年の同月比は、5月の動きよりも6月は沈静化
昨年の同月で比べると、以下4つの職種が減少しています。「営業」(-6.1%)「マーケティング/PR」(-9.3%)「金融/保険/不動産系」(-7.1%)「サービス/リテール系」(46.6%)。先月レポートした5月の前年同月比は、全体平均で約30%以上も活発化していましたが、6月は平均で約15%以上に留まりました。依然として「教育/トレーニング/語学系」(+43.8%)「サービス/リテール系」(-46.6%)で大きな増減が見られましたが、6月はアフターコロナの影響と思われる極端な求職者の動きは沈静化の傾向にあります。
現在、Daijob.comにクライアント企業から寄せられるお問い合わせは、求人掲載以外にもオンライン上での採用ノウハウや採用広報についてなど、採用活動全体を通した案件も増えてきました。採用現場でもオンライン化が促進されていますが、新しい手法を取り入れながら、グローバル人材と企業とのマッチング率を上げることにより、Daijob.comは採用成功の効率化に尽力していきたいと思います。