語学力が年収に与える影響についての調査報告書

2013.07.30

ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠原 裕二)は、同サイトの登録者のうち企業からスカウトを受けたユーザーの属性や英語力とその年収、さらに採用側の英語力のニーズと想定年収を調査しました。その結果から今後ますます需要が高まるであろう英語力がどのように転職活動に影響するかを検証しました。
 

◆ 調査対象の属性
特徴:流暢・ビジネス会話・ネイティヴレベルの英語力を持つユーザーが85%

2013年3月~5月に企業からスカウトを受けたユーザー3,863 人の属性データです。スカウトを受けた主なユーザーは20代後半から30代が中心。英語レベルもビジネス会話以上が85%という結果になりました。

◆ 結果①:30代男女別平均年収が国税庁調査の結果を上回りました。

スカウト受信率が一番高かったのが30代でした。平均年収は541万円(男性615万円、女性467万円)。
特に女性は国税庁調査(※)の平均年収と比較してもその差は顕著に表れました。

◆ 結果②:約80%の業種においても国税庁調査(※)による平均年収を上回りました。

5業種(製造業、金融・保険業、運輸業・郵便業、サービス業、農林水産・鉱業)において、国税庁調査(※)での平均年収とスカウト受信者の平均年収の差が顕著に表れました。

◆ 結果③:30代平均年収、英語力が高いほど高額になりました。

英語力がネイティヴレベルのユーザーの平均年収は英語力なしのユーザーの平均年収の1.3倍、金額として約130万円の差がありました。

◆ 結果④:採用側の想定年収がDaijob.comユーザーの既存年収を上回りました。

英語レベルをビジネス会話以上に設定している掲載求人の内、70%以上の業種において、採用側の想定年収がDaijob.com登録ユーザーの平均年収を上回りました。 
関連する業界や職種での経験に加えてビジネス会話以上の英語力を併せ持つ人材が不足している事が想定年収を吊り上げる要因となり、その傾向は日本企業のグローバル化と共に今後も高まっていく可能性が高いと考えられます。