職種別で『メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系』5.0倍、『総務/人事/法務』4.65倍と高倍率
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comを展開するダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠原 裕二)は、2013年10月末時点でのグローバル転職求人倍率をまとめました。
ここでいうグローバル転職求人倍率とは2か国語以上の言語において、ビジネスレベル以上のスキルを条件とする求人とそのスキルを持つ転職希望者の需要バランスを算出したものを指しています。<転職求人倍率=求人数÷転職希望者数>
◆ 職種別グローバル転職求人倍率(日本語・英語ビジネスレベル以上)
日本語レベルと英語レベルが共にビジネス以上に応募条件を設定している求人と、そのスキルを持った転職希望者の需要バランスを職種別に算出いたしました。
日本語レベルと英語レベルが共にビジネス以上の指定がある求人とそのスキルを持つ転職希望者による求人倍率を職種別に見てみると『メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系』が5.0倍でトップ。続いて『総務/人事/法務』4.65倍、『機械(自動車/プラント/精密機器)技術系』3.54倍とTOP3はいずれも高倍率となりました。
今回『メディカル/医薬/バイオ/素材/食品技術系』が5.0倍と高倍率でトップとなった要因としては、8月、9月と比べて求人数が激増しているわけではなく、対象となる転職希望者が少ないことがあげられます。
逆に今回初めてTOP3入りした『機械(自動車/プラント/精密機器)技術系』に関しては、8月、9月に比べ「設計/CAD設計」や「プロジェクトマネージャー」といった職種の求人が増えたことが要因と考えられます。
また8月から10月の3か月間で常にTOP3に入っていた『総務/人事/法務』では特に「法務(コンプライアンス)」や「人事(採用)」といった職種での求人数の増加が目立ちます。これは企業のグローバル化に伴い、企業活動の基盤を支える管理部門を担う人材の条件として実務経験のみならず、語学力も重要なスキルの一つとなってきているからではないかと考えられます。
◆ 業種別グローバル転職求人倍率(日本語・英語ビジネスレベル以上)
日本語レベルと英語レベルが共にビジネス以上の指定がある求人とそのスキルを持つ転職希望者による求人倍率を業種別に見てみると『電気・ガス・熱供給・水道業』が6.0倍でトップ。続いて『製造業』2.52倍、『建設業・不動産業・物品賃貸業』2.05倍という結果になりました。『電気・ガス・熱供給・水道業』がトップとなった要因として「電力・ガス・石油・エネルギー関連」の求人数が倍増していることが考えられます。また『建設業・不動産業・物品賃貸業』の倍率が8月、9月に比較して急にあがった要因も転職希望者数には大きな差が見られないものの、求人数が倍増していることが影響していると考えられます。