求職者の興味はスカウトメールの件名で決まる

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ダイジョブ・グローバルリクルーティング株式会社 テクニカルサポート部門
日高 慧(写真:左)、谷口 渉(写真:右)

魅力的なポジションを掲載しているにも関わらず、求人票にマッチした方へのアプローチが上手く行かないとお悩みな人事担当者様、スカウトの件名や文面を見直してはいかがでしょうか。前回、スカウト文面の書き方について簡単に紹介させていただきましたが、今回は一歩踏み込んだお話をさせていただきますので、ご参考いただければ幸いです。
 

タイトルに関して

【ポイント】
スカウトメールを受け取り慣れている求職者の方は、一括送信の案件には興味を示さない傾向があるため、まずタイトルから興味を持たせる必要があります。メールタイトルに今回ご案内するポジション名や業界の魅力、ポイントを入れます。

○良い例
 例①:【特別スカウト】外資系MD/海外出張有
 例②:【電話インタビュー】マーケティング職/米国本拠点
 例③:【面接確約】カスタマーサポート/服装自由/大手機械メーカー

×悪い例
 例①: 〇〇社の〇〇より案件のご案内
 例②: 営業の募集
 例③: あなたの経験に注目しました

 

文面作成のポイント

a) 貴社についての簡単な説明
貴社で展開している事業内容を書くことにより、求職者に貴社を印象付け、他社との差別化を図ることができます。

b) 職務内容を詳細に書きすぎない
職務内容をあまり事細かに書いてしまうと、全て目を通していただけない場合がありますので、要点のみ箇条書きにし、求職者からの返信率を上げるために、シンプルな概要を記載するのが良いでしょう。

例:「企業:欧州医療機器メーカー」、「役職:プロダクトマネージャー」、「職務内容:医療機器製品の設計・開発・生産」、「年収:500万円~800万円」など

 
c) 求職者のスキルや経験のどの部分が案件にマッチしているのかを具体的に
コンタクトする求職者のレジュメから得た情報を文面に含め、なぜその方が該当案件に合致しているかを伝えると、求職者としても納得しやすく、返信確率が上がる可能性があります。

d) 英語の使用場面
Daijobに登録されている求職者は英語力を活かせる職場を探しておりますので、実際の業務上のどの場面で英語を使用するかを気にされます。海外とのメールやり取り、もしくは実際に電話対応で英語が必要など、具体的な例を記入してすることにより、入社後のミスマッチを避けることができるのではないでしょうか。

e) 求職者が採用担当者に連絡しやすくするために
求職者の方には、現職を続けながら転職活動をする方々もいらっしゃるため、面接や面談のために時間を割くことが難しい場合がございます。その場合は電話やインターネット上での面接も可能とお伝えしますと、更に情報を得ようと考える求職者の方が増えるでしょう。そして貴社が何時から何時まで対応可能かをお伝えると連絡が取りやすくなります。

以上となりましたが、お役に立っていただけると幸いです。売り手市場の中、優秀な人材を獲得していただくために、一企業の立場のみではなく、求職者の視点にも立ってアプローチすることがポイントになります。

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