皆さん、こんにちは。
今後改めてこのメルマガでもご紹介していきたいと思いますが、
今年から学生の採用時期を後ろ倒しにする方針により、事実上、
採用期間が短くなるため、学生確保を目指す企業の競争が
激化することが予想されます。
私どもが関わる中小規模の企業において、ここ最近顕著になってきたのが、
「人材がなかなか集まらない」という悩みです。
「何千万もの求人広告費を払ったのに全く人が集まらない」
「せっかく新卒を雇ったのに一人しか残らなかった」
「人手不足だけど、どう考えても企業文化に合わない人材ばかりが
集まってきて採用を決断できない」等々の悩みは、今回の方針に
対して何も策をうたないと、更に増えていくことと思います。
そこで、今回、未来の自社の組織を担う人材を採用するための解決策として
ぜひおすすめしたいのが、「インターンシップ制度」の導入です。
インターンシップ制度とは、学生・若者に就業体験する場を提供し、
職業観や就労意識を高めてもらうための施策です。
弊社では、はたらく場デザイン論に基づいた
「ES組織づくりのための“7つ道具”」の一つとして位置付けています。
★ES組織づくり7つ道具については、こちらのページをご覧ください。
http://esr-j.com/
企業が導入するインターンシップ制度には、大きく分けると
次の4つのタイプがあります。
(1)プロジェクト等へ参画し何らかの成果につなげる実践型インターンシップ
(2)「社会人として働くこと」への理解を深めるキャリアデザイン型インターンシップ
(3)採用を見据えて自社の仕事や企業文化を体感してもらう採用直結型インターンシップ
(4)大学の授業の一環として行なう教育型インターンシップ
企業として、インターンシップに取り組んでいることを
HPやSNSなどで紹介していくことで、広く地域社会に対して
自社の魅力を伝えていくことができます。
また、インターンで受け入れた学生を通して、
その友人やサークル仲間など学生・若者たちとの接点が増えますので、
それを自社の採用活動に活かしていくこともできます。
さらに、受け入れる職場にも“新しい風”が入り込み、
組織の活性化にも好影響があります。
インターン期間中は、インターン生を指導育成する“お世話役”を設けますので、
そのお世話役に任命された社員のリーダーシップの育成にもつながります。
★インターンシップ受け入れにあたり活用できる
「キャリアシート」ひな形をご紹介しています。
http://www.jinji-roumu.com/format/
一方、学生にとっても、企業文化や職場の雰囲気に触れ、
社員が実際に働く姿を間近で見ることで、
「組織」というものを学ぶことができます。
また、さまざまな業務やプロジェクトにチャレンジすることで、
自分と向き合い、「今の自分に“足りないこと”を知る」良い機会になります。
これは、大学生活やアルバイトではなかなか得られない経験です。
インターンシップ制度を導入する場合は、以下の方法があります。
●大学に「インターンシップ受け入れ企業」を申し出る
:個別に縁がある大学や、自身が卒業した大学など、つながりある学校に
直接申し出て、学生課等で登録させてもらいましょう。
最近は、授業でインターンシップを実施し修了後は単位を付与する場合もあり、
大学側は受け入れ企業を探しているケースもあります。
●インターンシップをコーディネートしている団体に登録する
:学生(大学)と企業を結び付けるインターンコーディネート団体は
いくつかあります。また、弊社自身もインターンシップを受け入れ、
そこで学んだことを活かして、顧問先企業等でのインターンシップ
コーディネートに取り組んでいます。
http://www.g-hataraku.com/
もしご興味ある方は、ぜひお問合せください。
インターンシップは、企業にも学生にもメリットがある、
とても意義深い活動なのです。
今後、採用活動の大きな転換期を迎える中小企業にとっては、
インターンシップを活用しない手はありません。
今回の採用時期の変更は、単なる“後ろ倒し”ではありません。
採用活動に費やす期間が短くなったため、
学生に企業を知ってもらう機会や接点が減ることが予想されますので、
インターンシップを活用し自社をより良く知ってもらう活動をすることで、
円滑な採用活動を実現できるでしょう。
★皆さんのご意見・ご感想がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
→ 〈 info@jinji-roumu.com 〉
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